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薄幸のJSU-152(12)

●仕事が滞ってにっちもサッチモ・アームストロング状態であり、模型どころではないが、先日の書き込み以来進めたところなど。

201001110216000b ●初期型形態の手すりもついて、現在、車体はご覧のような感じ。車体上下はまだ貼り合わせていないが、塗装の便を考えるとやはりカステンの履帯が楽だし買い置きもあるので、カステンの使用に考えが傾きつつあり、そろそろ車体上下も貼り付けてしまおうかと思っているところ。余ったタミヤの履帯はSU-152に使おうっと(貧乏性)。

初期型形態の手すりは、戦闘室側面前方が2本足、後方が4本足、後面右は3本足。エンジンルーム左右は確認できる写真が少なく、たぶん5本足で間違いはなさそうだが、特に後半の足の位置や間隔は微妙。

車体後部パネルのヒンジ軸が白いのは、弄り回している間にキットの軸を折ってしまったからで、特に意味はない。実際、この軸は実車でも曲がっているものが多いのでしらばっくれていようかとも思ったが、折れたところを接着してもまた折りそうだったので素直に植え替えた。

シャーシ後面は先述のようにヒンジとフック基部形状をちょっといじっている。碇型フック下の外れ止めは基部形状にバリエーションがあり、キットは基本的に後期のコの字金具のものを再現しているが、初期はL字金具を背中合わせに2つ使っているので、プラペーパーでベロを付けて適当にそれらしく。角自体の形状にも差がある可能性はあるが未確認で、そのままキットのものを使った。

青木氏によれば、初期型の場合、車体後部にはJS-2同様に予備履板が2枚装着されているとのことで、カステンの履帯に入っている装着用突起を付けた……のだが、ふと思いついて、「薄幸のJSU」と同時期にカレリアで撃破されたソ連軍車輌の後ろからの写真を明るさ補正してみたら、付いていなかった。

この車輌では、ミッション点検ハッチ2つは吹き飛び、リアパネル下ヒンジも片方飛んでいるほどなので、履板も取り付け突起ごと衝撃で外れた可能性もないとは言えず、実際、車体下に履板が2枚落ちているのだが、左の履帯は切れているので、そこからのものという可能性もまたある。さらに、リアパネル下ヒンジが飛んだ部分は周囲の溶接痕が確認できるが、シャーシ下面中央はほぼまっさらである。衝撃で外れるにしても、4本の突起がすべてほぼ痕跡も残さず落ちるというのも考えにくい。衝撃で予備履板が弾き飛ばされるにしても、突起ごとよりはまず止め具かボルトが飛びそうなものだし。なお考慮中ではあるものの、「最初からなかったもの」と考えて改めて削り落とす方に考えが傾き中。

それにしても、書籍で写真を見ている時代には思いもよらないことだったが、デジタルデータの写真は(元がフィルム写真でも)、明るさ調整で、陰になっている部分もずいぶん判る。印刷された写真の常識で見ると、「ああ残念」で終わりだが、一見真っ黒でも、明るくするとしっかりディテールが写っていたりする。……ということを、ここ最近しばしば思い知らされているのだが、本人が旧い常識に捉われているので、つい忘れてしまう。

201001110419000b●戦闘室前部、ライトとホーン部の工作はこんな感じ 。キットにはコードを引き込むパイプはモールドされているが、そこから先は無いので若干追加。コードはライトとホーンに直接ではなく、ライト下の円筒形の部品(コネクタ?)に一度引き込まれてから、ライトとホーンにそれぞれ分かれる形になっているようだ。

「薄幸のJSU」の写真ではもちろんそんな細部までは確認できず、これはJSU標準型での形態なのだが、KVの初期型ではパイプから直接2本出ているが、鋳造砲塔型あたりから同様の形式になっており、JSU初期型も変わらないものと判断した。

なお、「薄幸のJSU」ではホーンはあるがライトは付いていないので、台座金具だけを工作して取り付けた。

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コメント

シャシー後面の予備履板の件.
うーん,どちらかというと,予備履板の取り付け基部はあったけれど,内部爆発時の衝撃で熔接が剥がれた,という説をとりたい.IS/ISUの初期にはあるのが普通なので.
予備履板の取り付け基部は,牽引フックほどには強度は必要ないところなので,熔接が簡易だったのではないか(想像).

なお,末端部の熔接部品が外れているのは,内部爆発の衝撃波が車体を伝わって,ちょうど並べたビー玉の端に別のビー玉を当てると反対側のビー玉が飛び出すのと同様の現象として,熔接部が破損したのだと思う.

投稿: 青木伸也 | 2010年1月11日 (月) 19時30分

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