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トライスター IV号戦車B型(2)

●ちょっと「大きい戦車」が作りたくなり、先日シャーシの箱組みだけして放置してあったトライスターのIV号戦車B型に手を付ける。相変わらず、塗装前模型のみ(じわじわと)量産中。

●先日書いたように、とにかくあちこち微妙に合わないところがあるのだが、サイバー/ドラゴンのT-34 STZ Mod.1942のように「これって製品/商品としてどうなのよ」レベルではなく、丹念にすり合わせをすれば、それなりに合ってくれる。それだけ手間は掛かるが、組んでいてなかなか楽しい。

まだ組立も半ばだが、砲塔・車体の基本組みは終わったので、中間メモを。

(○は済み、▼は未着手)

車体下部

○シャーシ箱組はかなり擦り合わせが必要だが、丹念に行えばパテなど使わなくてもなんとか合う。擦り合わせについては前回参照。シャーシ後面板は裏側に何やらガイドのようなリブがあるが、これはまったく接着と無関係なので注意。ここでどれだけきちんと合わせるかが、多分、後で車体上部と合わせる時にも関わってくる。

○車体前端のシャックル基部は、ダボの通りだとほんの僅かに上寄り・内側寄りな感じ。C-8、9の裏の突起を削って心持ち接着位置を移動。

○誘導輪基部(C-53、54)は上側の三角リブが若干、後面板のリブと干渉する。

足回り

○シーソー式なので、バネなど仕込まなくてもそのまま可動にできる。短いほうのアームはちょうどスプリングの通る穴裏部分にモールドと間違えそうな突起(押出しピン跡)があるので削り落とす。シーソーのキャップ部分は3種から選択だが、これは時期的な差があるのか、手持ちの資料ではよく判らなかった。

▼転輪は薄い初期型転輪を再現している。ゴム縁は同社38(t)同様に別部品となっている。おそらく塗装の便と、ダメージ再現の便とを考えてのことなのだろうが、ホイール本体との間に僅かながら隙間ができるのは考え物。出来てしまえばそう目立たないと思うので埋めたりはしない予定。ちなみにトライスターはハブキャップを3種と緩衝ゴム内蔵転輪をセットしてIV号足回りセットを別売していたのだが、今度新たに40mm履帯用にセットPart2を出したらしい。となると、やはり最初のセットはホイール本体は初期型のみ?

▼履帯ははめ込み式。実際にはB型時点ではセンターガイドの低いタイプが使われているはずで、キットのものは背が高い。カステンのものに交換するか、あるいはキットのものはガイドの穴が小さいので、削って背を低くするのもアリではないかと思う。

車体上部

○戦闘室側面装甲板(A-8、9)は例によって合いがよろしくない。入念に擦り合せが必要。

○エンジンルームのハッチとパネルは、左側に行くほど車体より窪んでしまう。プラペーパーを挟んで調整した。

○フェンダーは先に発売されたD型ではドットパターンになっているそうで物議を醸していたが、B型(たぶんC型も)では、細かくて一見ドットに見えるが、

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のパターンになっている。フェンダー左右後方、通風口下部分はIV号キットの常で別パーツだが、この部分だけ妙に外側ベロに高さがあって前方と合わないので、接着後ヤスって均一にした。

○フェンダー前部内側(C-22、23)はディテール再現のために別部品だが、ここは幸い、僅かな擦り合せだけできちんと合ってくれる。

200912131243000b砲塔

○前下部の三角部分は別部品だが、ここは説明書の図示の通り、前面板を取り付け後にはめ込むべきか。私は前面版取り付け前に三角板を貼ってしまい、それなりに注意していたつもりが、前面板との間に微妙に段差が付いてしまった。反省。いずれにせよ、この三角板は若干小さめで、主要部・前面板と比べ、下辺に隙間が出てしまう。私は0.3mm板を貼って削って調整した。

○砲塔天井板は、そのままだとだいぶ本体から浮き上がる。ベンチレーション・ハッチ・ガードと一体成型されているのがちょっと擦り合わせを面倒にしているが、充分に削り合わせる。

○説明書では、ベンチレーション・ハッチはB-29を使うよう指示されている。しかしこれはD型用天井板に合わせたパーツで、天井板La-1とはヒンジ位置がズレている。ちゃんとLa-1に合うハッチ・パーツが付属している(La-2)ので、こちらを使う。ちなみにパーツ図ではちゃんとB-29が不要パーツ、La-2が使用パーツとなっている。

○前側面のクラッペは、左側は砲塔側の「」リベットを削り落とすよう指示がある。右側の上下のリベットはB型の場合も存在するのでついでに削ってしまわないよう注意。

○側面ハッチは、なぜか左側(L-1)だけ若干合いが悪く、若干の擦り合せが必要。どこが当たっているのか判りにくいが、ハッチの上辺と、砲塔側開口部の上辺を軽くヤスったら合った。

○砲塔後面のピストルポートは右側にE-25、左側にL-15を使うよう指示されているが、L-15は軸部リベットが左に、円周の一部切り欠いた直線部が右にある形状となっている。実際は直線部もリベットも左で、右側ポートと対称形になっているはず。幸いE-25が2つ入っているので、余ったほうの裏面ダボを削って左右向きを逆にして接着。

○キューポラ基部のリブ(L-16)は、平面パーツを湾曲させて取り付けろというちょっと御無体な指定。ゆるゆると指で曲げた後になんとか綺麗に取り付けられたが、プラの質もそれほど柔らかくないので、下手をすると折りかねない。D型用の、すでに湾曲しているパーツもあり(B-39)、これはリベットの数が違うのだが(D型用は5個、B型用は6個)、場合によってはD型用を使ってリベットを植え替えるというのもアリだろう。

▼キューポラは上辺外周に小穴(雨水抜き?)があるはずだが省略されている。

▼砲耳カバー部(La-3)は側面のギザ・モールドがない。これって左側(照準口側)だけだっけ……。

●マフラーあたりもなんだかピタッと行きそうになく、組立進行とともにもうちょっとアレコレありそう。

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コメント

>キューポラ基部のリブ(L-16)は、平面パーツを
>湾曲させて取り付けろというちょっと御無体な指定。

スプーン曲げとか、ふだん「あれがなんの役に立つんだ?」とか嘲笑されがちな地味超能力って、こういう瞬間にすっげー役立ちそうですね(爆)

投稿: 桜樹ルイ16世 | 2009年12月14日 (月) 19時38分

ああ、なるほど。
だいたい、特異な能力というのは切羽詰った必要に応じて顕現するものだと思ってましたが、あの能力はそんな必然性があったんですね(違)。

しかしこのパーツ、熱して曲げようとするとかえって必要のない変形を起こす危険があるし、「熱さず綺麗に曲げる」力があれば、実際に重宝しそうです。一生のうちにトライスターのIV号B、C型をそう何台も作るとは思えませんが(笑)、インパクトのブリストル・ボックスカイトの主翼の反りを直すのにも使えそうだし。

あっ。でもスプーン曲げ能力って、曲がった後にそこが熱くなってる、とか言いませんでしたっけ。熱は要らん! 熱は!

投稿: かば◎ | 2009年12月15日 (火) 20時29分

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