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2009年11月

資料読みの資料知らず。

●前回、写真捜索願いを出した、クビンカにあるキューポラ付きのハンガリー型CV35の件。ブロンコのカルロ・ベローチェ寸評の時にも書いたのだが、資料本、「MAGYAR STEEL」に出ていたかもしれない、と改めて思い出し、身の回りの片付けを始める。

が、机周辺の資料やら本やらの山を崩しては積みなおし、大きな紙袋一杯の紙ゴミを出してなお発見できず。しかしその過程で、最近「あれ? ないな」と思っていた他の資料数点、定規等を発見。本当に整理下手だな……。

なお、「MAGYAR STEEL」は、巻末が現存ww2ハンガリー車輌のディテール写真集になっていたはず。うーん。CV35は出てたかな。それにしても、買った資料が役立っていない!

●日曜日、タダ券があったので、上野の東京国立博物館に「皇室の名宝」展をかみさんと見に行く。第2期「正倉院宝物と書・絵巻の名品」も最終日でかなりの混雑。

有名な螺鈿の美しい楽器やら、「伝・聖徳太子図(唐本御影)」やら「蒙古襲来絵詞」やら。ただし、蒙古襲来絵詞など「これがあの有名な絵のホンモノかぁ」などと感心して眺めたものの、実は入場無料の三の丸尚蔵館に普段飾られているとのこと。あんだえー。

●入谷口のアイリッシュパブでギネスを飲む。その後、滅多に逗子近辺から離れることがないかみさんが「たまには外でラーメンを食べたい」というので、“猿”の塩ラーメンを、と思ったが生憎閉まっている様子。東京OAZOの下で刀削麺を食うがアイリッシュパブで多少つまんだ後だということもあって量に負ける。

●しばらく前に神保町の地球堂でタスカの1:24の新製品、II号戦車を見かける。net上でもなかなか評判。しかし、個人的にはF型という形式選択がどうも……。これがC型以前なら文句無しに購入なのだけれど。

気鋭のメーカーの新製品だけに応援もしたいところだし、惹かれないこともないし、価格設定も充分リーズナブルなのだが、財政上およびストック状況から考えて、今回はパス。このスケールでわざわざ切った貼ったしてA~C型に改造するのも何だし……。バリエーション展開で初期型も……なんてことはないんだろうなあ。残念。

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使いものにならん!

●徹夜明けのまま2晩目に突入してしまい、水曜朝締切の仕事が終わったのは明け方近く。最後、朦朧としてしまい、PCに向かっているものの何をしているのか自分で判らなくなり、はっと気付くと意味不明の文章が書いてあったりして、ずるずると時間がかかったため。

そのまま数時間だけ寝て、神保町の事務所の掃除イベントに行くつもりが寝過ごしてしまい、起きたのは昼(帰宅後、かみさんから聞いた話では、朝、声を掛けたらはっきりと「起きる!」と返事をした由。まったく記憶に無い!)。

I君に「寝過ごした」と電話したら、「やっぱりな」と、とうに織り込み済みといった返答をされた。くっ。

●「まあ、今からでも来い」というのでのこのこ出掛けるが、横須賀線の中で眠りこけて、気が付いたら東京を通り過ぎて馬喰町。そのまま錦糸町まで乗り越して、半蔵門線で神保町へ。自分の荷物を片付けて帰宅。なお、帰りの電車でも眠りこけて、危うく逗子から折り返すところだった。使いものにならん状態。

●帰宅後、息子の一夜漬けの指導。今度は世界史。テニスコートの誓いだのテルミドールの反動だの。「オーザルム・シトワイヤン、フォルメ・ヴォ・バタイヨン!(武器を取れ市民よ、隊伍を組め!)」って感じ。

●というわけで流石にぐったりし、昨晩は気絶したように眠る。

●マーチン・ハンダサイドのエンジンの件。

「martin handasyde」や「J.A.P. 35hp engine」とかの検索語で直接ヒットはしなかったものの、そのあたりからイモヅル式にサイトを飛んで言った先で、とうとう件のエンジンのクローズアップを発見した。

「やはり細かく見るとずいぶん違うな」か「40年も前のキットにしては頑張って再現してるな」か、どちらの見方を取るかは時と場合にもよるが、今回はどちらかといえば後者のスタンスで。ただし、X字パイプはキットのパーツにもあるが、気化器本体はないに等しいので、そのへんは追加したい。しかしあるところにはあるもんだな……。

●そんな感じで、現在はネット上にやたら大量のデータが上がっているにも関わらず、検索ですぐにサルベージできるのはごく一部に過ぎない。結構、どこかにありそうなのに見付からないものも多いし、一方で、何かのはずみで「ここにこんなものが!」と驚くことも。

以下は以前からの「探し物」懸案事項の一部。もしお心当たりのある方はご一報頂ければ幸いです。

  • クビンカにある(ハンガリー型の)カルロ・ヴェローチェCV35のクローズアップ。
  • 同じく、ベオグラード、カレメグダン城にある(ハンガリー型の)カルロ・ヴェローチェCV35の防盾クローズアップ。
  • FTケグレス=インスタン(ユーゴが使ったケグレス式足回りのルノーFT)の起動輪基部。車体を後ろから写したいい写真は1枚あるのだが、もともとの起動輪基部から新しい起動輪基部への動力伝達部が判らない。

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締め切りじゃきに。

●高麗人参キャラメル一袋を昨日で食い尽くしてしまい(多少は神保町の事務所にお裾分けしてあるが)、ちょっと寂しい。

●仕事の締め切りで徹夜をしたがそれでも終わらずにずるずる夜まで。

そうこうしているうちに以前にやった仕事のチェックが「今日中に」と回ってきて、さらに明日の朝までの別件の締め切りがあるのでさあ大変。瞬間風速的に忙しい。

●そんな具合の只中に、成績ボロボロの息子が進級のかかった中間テスト中で、2時間ほど掛けて日本史の補習を行う。

幕末から明治初頭まで。坂本竜馬とか高杉晋作とか山県有朋とか板垣退助とか。「この辺は出そうだ」とか「この名前は覚えとけ」とか適当な山掛けをする。日本史なのでまだこんな真似ができるのであって、今日あったという数学のテスト問題を見せられたが1mmも判らなかった。もっともそちらは自力でなんとかなったらしい。

●神保町の事務所が先般までの仕事の痕跡の片付けを兼ねて年末の掃除を行う由。昼にI君よりtel。「今日はとてもじゃないが身動きでき~ん」と言ったら、そもそも今日は人の集まりが悪いとかで明日に延期になった。

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素晴らしきヒコーキ野郎(3)

200911231740000b はいきかんをうえかえた ○ 5点

これがマーチン・ハンダサイドの(説明書によれば)J.A.P.エンジン。100HPくらいはありそうだがなあ……。

しかし、あれこれググってみた中で、同じエンジンを積んだファーガソン単葉機というのに行き当たり、博物館に展示されているその模型が、これと明らかに同形のエンジンだった。まずは一安心。

ちなみにその単葉機を作ったファーガソンというのは、著名な農耕トラクター開発者であるらしい。そういえば、でろりさんのところで名前が出ていたような。いや、あれはフォードソンか。

連休中の工作はこんなところで終了。

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素晴らしきヒコーキ野郎(2)

●マーチン・ハンダサイドの小部品削り中。資料もないことだし、基本、キットを綺麗に作ることだけを心掛けることにする。

……しかし考えてみれば、あれこれ考証だの何だので手を入れることでもっともらしく誤魔化しているのが普段の私のモデリングであり、「そのまま綺麗に作る」腕はあまりないのが困ったもんだ。

200911222035000b ●このシリーズは基本的によく出来たキットなのだが、第一次大戦前の機体の常、スポークむき出しの車輪だけは何とかしたい。オーソドックスな手段はスポーク部をエッチングパーツに挿げ替えることで、実際、もう1機“お手付き”のデュペルデュサン用には右写真のようにエッチングに替えたものを用意した。

けれどマーチン・ハンダサイドは、機体自体のディテールアップもほとんどしようがないし、もっとお手軽に作りたいということもあって、インジェクションのジャンク・パーツを流用することにした。

200911222032000b というわけで、脚部にはめてみたのが左写真。大きさはキットの車輪パーツとほぼ同径。ただし中心部の厚みが足りないので、そのあたりは要調整。ちなみにこのパーツ自体は、おそらく、大昔のケロッグのオマケ、ミニ・インジェクションキットのクラシックカー・シリーズのもの。このスポーク車輪もそうだが、異様にモールドがシャープで、しかも結構通好みな車種が揃っていたように思う。ダイソーの100円プラモあたりで一揃い出たら大喜びしてしまうのだが。

そもそもマーチン・ハンダサイドは、次の12年型の写真や図面では、手本にしたアントワネット同様、かなり小径の車輪を付けており、このいわゆる“No.3”でもそうだった可能性がある、というのも、わざわざ車輪で苦労したくない理由の一つ。

200911222121000b●エンジンは古いキットの常として(というか、最近のキットでも珍しくないかもしれないが)、シリンダーにプッシュロッドがベッタリモールドしてある。とはいえ作り直すとそのぶん、冷却フィンも彫り直さなくてはならず、げっそりしたので、前後を中心に、モールドの付け根部分をナイフで彫り込むだけに止めた。

横に飛び出している排気管は先が丸まっているので真鍮パイプか何かで植え直す予定。

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素晴らしきヒコーキ野郎

200911210028000 ●Vanatorul de care R-35も工作自体は終わりに近付き、久々に飛行機をいじりたくなって、こんなものを引っ張り出してくる。

旧パイロ社の1:48、マーチン・ハンダサイド1911年型。

その昔(40年くらい前?)に、映画「素晴らしきヒコーキ野郎」とのタイアップで発売されたという、元インパクト社製古典機6機シリーズの再販物である。

●どうも「素晴らしきヒコーキ野郎」と「華麗なるヒコーキ野郎」は邦題が似過ぎていて、いつもどちらがどちらか判らなくなるのだが……。

「素晴らしきヒコーキ野郎」は、1910年代初頭(というよりズバリ1910年?)、英新聞社の主催でロンドン-パリ間の飛行機レースが催されることになり、各国代表が集まり栄冠を目指すというもの。基本、ドタバタコメディで、各国代表がそれぞれその国の国民性をコミカルに体現していて笑えるが、それでいて当時の古典機を忠実に再現したレプリカも多数登場、古典機ファンには見逃せない。

「華麗なるヒコーキ野郎」は、ロバート・レッドフォード演じる第一次大戦後のバーンストーマーが主人公。これも飛行機映画として名高いのだが、とにかく、今日のお題は前者のほう。

●インパクト社が発売した古典機は、全てが「素晴らしきヒコーキ野郎」に出てきた機体というわけではなく、時代的に共通の航空黎明期の6機で、

  • ブレリオXI
  • ブリストル・ボックスカイト
  • デュペルデュサン1911年型
  • マーチン・ハンダサイドNo.3
  • アブロ複葉機1911年型
  • アブロ三葉機1911年型

発売後(おそらく)ほどなく絶版になってしまい、その後パイロ版、さらにその後数種のみはライフライクから再販されたが、いずれも短命で、オーロラあたりが割とちょこちょこ再販の機会があったのに比べると不運なキットと言える。

どれも古くはあっても、今の目で見ても基本のしっかりしたいいキットだけに惜しいが、時折、ヤフオクなどに割とリーズナブルなお値段(5000円以下)で出ているので、古典機ファンは手を出して損はないと思う。

ちなみに、最初のインパクト版は車輪が透明プラでモールドされており、塗装でワイヤスポークを再現するという、当時としては結構な新機軸が盛り込まれていた(パイロ版からは他のパーツと同じ枝に移されて普通のプラになった)。

AFVは小学校時代からの趣味だが、飛行機に関してはスロースタートだったので、私にとってもこのシリーズはプラモダイジェストで知るだけの未知のキットだったのだが、10年以上前、確か中古品を扱っている店で2つ手に入れたのをきっかけに、なんとか各版取り混ぜて6種類、揃えることが出来た。

以来、ずっと懸案のストックで、2つほどはちょっといじっては仕舞い込む繰り返しを続けている。

200911212312000b ●というわけで、そのうちの1つ、マーチン・ハンダサイド(Martin Handasyde)を仮組してみたのが右の状態。

おそらく、シリーズ6機の中で最も無名の機体である。マーチン&ハンダサイド社自体は、1912年には名前を縮めてマーチンサイド社になり、第一次大戦中、あまりぱっとしない機体を開発しつつ、20年代に倒産したらしい。

キット化された機体は、合板製の、有名なアントワネット単葉機に似た細身の舟形胴体を持ったもので、説明書によれば「マーチン・ハンダサイド3号機(No.3)」とある。ただし、この時代の私の虎巻、鶴書房のcolour pocket encyclopedia、「初期の飛行機」には、

1910年春、より大型の第2号機が登場した。この機体は、その後4年半の存続中、一連の改造をほどこされた。原型のビーストン・エンジンをJ.A.P.35HPに換装し、アントワネット型の安定機構は通常のものに改められた。「マーチン・ハンダサイドの第3号製作機」というのは、この改造を誤解したものである。

と書かれている。キットの説明書にもJ.A.P.空冷エンジン搭載と書かれているので、まあ、3号機なのか2号機改なのか、とにかくこの機体であるらしい(キットのエンジンは、空冷なのは確かだが8気筒もあって、これで35HPしかないってホンマかいなという感じではある)。

とはいえ、鶴書房の本に出ている図も、ネット上で見付かる写真も図面も、1912年型の複座の「マグニフィセント・マーチンサイド」だけで、このNo.3はとんと見当たらない。6機の中で一番資料不足で、その分、キットを信用してそのまま作るしかなさそうなので、最初の1機に選んだような次第。

とりあえずは、ちまちまと小部品の整形、ヒケやバリの除去中。

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計量クイズ。

●ここ半年近く通い詰めた神保町の事務所の仕事もほぼ終了し、あとは仕事の残骸(提出しなかった資料の束など)を片付けるだけ。

というわけで数日振りに夕方顔を出したのだが、事務所に2人だけいたI君とC社長はすぐに出掛ける用事があるということで、何もしないうちに追い出される。無駄足!

この先当分、事務所界隈で夕食をとる機会もなさそうなので、多少時間は早かったものの“食べ納め”をしようと近くの中華料理屋「猿之丞」(事務所内での通称“さる”)に行ったが、閉まっていた。

「猿之丞」のラーメンは、流行の自己主張の強い手合いのものではなくて、見た目も味もこれといって際立った特徴はないのだが、とにかくごくフツーに美味い。(ごくフツーに、と矛盾するようだが)特に塩ラーメンが絶品で、あくまで透き通ったスープがしみじみ美味しく、飲み干そうとすると最後に小さな干し海老が沈んでいるのが嬉しい。と書いていると、ますます食べ納めが出来なかったのが残念。

結局、すずらん通りまで足を伸ばし、“食べ納め”候補の2番手として、キッチン南海のカツカレーを食べる。何を煮込んでいるんだか判らないどす黒いルー(割と辛口)、基本は揚げ物洋食屋なので結構大判の(でも薄手の)カツ、スプーン一本では食べづらいにもかかわらず添えられているキャベツの千切り等々、B級食い物としてのカツカレーの良さを、かなりハイレベルでクリアしていると思う。いや、体調悪い時に食うと胸焼けしそうだけど。

●帰宅後自室でだらりとしていると息子がやって来て、妙なクイズを出題された。人づてで聞いたが答が判らず、そもそも解けるのかどうかも不明だという。問題は、

12個の錘があり、そのうち1つだけ重さが違う(重いか軽いかは不明)。天秤を使って、3回以内でどれが重さの違う錘かを当てられるか。

というもの。その場では判らなかったが、その後しばらくあれこれ頭をひねって、何とか正解にたどり着けた気がする。ふんがー。

解答はコメント欄にて。

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高麗人参キャラメル。

●先週、韓国・釜山に行っていたP女史がオミヤゲとして事務所にチョコレートを持ってきていたが、それはクリ味とイモ味と唐辛子味の詰め合わせだった。

唐辛子チョコは、以前、イタリア産だかスペイン産だかでも食べたことがあるが、唐辛子の辛さとチョコの取り合わせは意外に悪くない。

200911181843000b ●何だか韓国づいているが、同じく韓国に行っていた近所の知人が、こんなものをオミヤゲにくれた。

商品名のハングルは「ホンサム(紅参)キャラメル」。高麗人参味のキャラメルである。

これはスゴイ。強烈。食ったらたちまち、娘とかみさんに、「うわっ、におう! 近寄らないで!」「それを食べながら電車に乗るのはヤバイ」等々言われた。

包み紙を開けたとたん、土臭い、生薬臭いというか、要するに高麗人参のにおいがほのかにして、口に含むと、ベタ甘さと共に人参の味がぱあっと口の中に広がる(笑)。高麗人参ガムとだいたい似たような味だが、ガムなら最初甘くても噛んでいるうち、だんだん味が薄まって人参味も甘みもフェイドアウトしていくのに対し、何しろコレはキャラメルなので、むしろどんどん口の中に味が溜まっていく感じ。

日本人なら10人中12人くらいが「こりゃアカン」と言いそうな気もするが、実を言うと私自身は高麗人参ガムがむしろ大好きなので、このキャラメルも個人的には大ヒット。先日のドリアン味ハイチュウの煮え切らなさを吹き飛ばしてくれた感あり。

なお、「日本人なら」と書いたが、その昔、「高麗人参ガムが好きだ」と言ったところ、韓国人カメラマンに「あんなマズイもんよく食うなあ」と呆れられた経験があるので、このキャラメルの韓国での売れ行きも少々不安だ。

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Vanatorul de care再び。(18)

200911172307000b チェーンは結局こんな感じに。

我が薄型携帯はピント合わせがまるっきり機械任せで、これ以上どうにもなりませぬ。

あとはツルハシの頭(なぜか柄と頭は別の場所に搭載するようになっている)と、ジャッキ台抑えの基部(抑え金具そのものは形状がいまいち判らないので省略の予定)をつけたら、工作は終了とする予定。

Vanatorul de care R-35の現存砲塔写真が見付かったのがきっかけで、たまたますぐに発掘できたエレールのルノーR35キットを手早く成仏させるつもりで始めた工作が、なぜこんなズルズル状態に……。

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Vanatorul de care再び。(17)

200911170119000c ●忙しいから、というだけでなく、銅線が見付からないのを作業停止の言い訳にしていたのだが、考えてみれば細い銅線など秋葉原にいくらでもあるだろうと思い至り、息子用のHDDを買いに行ったついでにガード下のパーツ屋で購入。

0.2mmのエナメル線、10mで200円少々。行方不明のものが一巻きあるというのに、これだけでも一生分かも。

200911170249000b ●使用個所はシャックル・ピンの紛失防止チェーンで、ここまで細いと、普通に手に入る艦船模型用の一番細いチェーンでもまだ太い感じ。

チェーンの作成法は、以前アーマーモデリング誌に載っていたやり方で、単に縒ってペンチで潰すというもの。「そんな単純な方法で?」と最初は半信半疑だったのだが、これが意外といい感じ。高いエッチング・パーツなど使うよりはよほどいい。

写真の段階ではピン頭とナット?を繋いでいるだけだが、最終的には車体とピン頭の間にもチェーンが付く。面倒なこっちゃ。

●それにしても久しぶりのルノーR35製作記がこれだけって……。

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ザ・タワー。

200911151937000b ●全国一千万の塔モデラーの皆さんこんばんは。

というわけで、本日のお題は、中国は武漢市にあるという黄鶴楼の模型である。

何しろ本当に久しぶりに、切羽詰った用事やら仕事やらのない日曜日で、ようやく模型をいじる暇ができ、とはいえ疲れ目著しく、ルノーR35の細部工作はツラそうだったので、深く考えずに部品をもいで貼れるものはないかと掘り出したのがコレだったという次第。

本場中国LEE社製のキットで、その昔、でろりさんのところで紹介されていて、ついふらふらと欲しくなって購入してしまったものだったように記憶している。

かなりの部分、以前に組みかけになっていたので、今日は基本的に、ちまちま“しゃちほこ”(……とは言わないだろうなあ)などを接着途中。写真ではちょっと仰け反っているように見えるが、これは塗装のことを考えて、各階層を接着せず重ねているだけのため。

さて黄鶴楼というのは、その昔、李白が孟浩然を送る詩を詠んだことで有名で、wikiによれば「江南三大名楼」の一つであるらしく、当然ながら観光名所でもあるのだが……。

200911152036000b 実際には、その李白が詩を詠んだ“本物”ははるか昔になく、このキットにもなっている黄鶴楼は、1980年代にそれらしく再建されたものである由。どうやら鉄筋コンクリ製で、中にはエレベーターも完備しているとか。というわけで、およそ世界遺産などには登録されそうにないシロモノである。

しかも箱写真を見ると、実物は一番太く見える斜め方向から撮っているとはいえ、明らかに縦横比が変だ。箱にはSCALE 1:250と明記してあるが、どういう寸法で1:250なんだろうか。

もちろん、これで各階を切り詰めようなどと考え出すと完成しなさそうだし、そうまでしてもオリジナルの黄鶴楼に近付くわけでもないので、ここはおとなしく、「わあ、中国っぽい塔だなあ」で済ますことにしよう。

箱に「走向新世紀」と書いてあるので、まあ、前世紀末に出たキットであるのは確かだ。……と思って箱の横を見てみたら、しっかり1999と書いてあった。ずいぶん押入れで熟成されていたような気がしたが、意外に新しい。シリーズ1番らしいが、2番以降が出たのかどうかは知らない。

なお、同様の模型で、アカデミーから南大門(ナムデムン)が出ていて、昔阿佐ヶ谷の模型屋にあって買おうかどうしようかずいぶん迷ったのだが、結局買いそびれてしまった。……買っておくんだった。

●もともとこんなものを持ち出したのも、今日はサグラダ・ファミリアを久しぶりに進めようか、などと考えていたところからの“塔つながり”でもある。

もっとも、ペークラをやるなら一緒にと思っていた息子が午後から眠りこけてしまったらしく起き出して来ないので、タイミングを外されてしまい、急遽こちらに切り替え。

●ちなみに息子の使っているPCの外部HDDが、いきなり認識されなくなってしまった。私のPCに繋いでみても、コントロールパネルから接続されているデバイスを調べると確かにあるのだが、マイ・コンピュータには表示されていない。

聞き取りで書き起こした楽譜等が詰まっているそうなので、中身はレスキューしたいところだが、はて、可能かどうか……。

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Have You Heard The Word?

レコード時代、ビートルズの海賊盤を結構買った。

今もその手の本はあるが、ビートルズ海賊盤カタログのようなものを読んで、音質のよい未発表曲が入っているとされる盤を探してみたり。

しっかりカラー印刷されたレコードジャケットに入った海賊盤もあったけれど(とはいえ、外見がいいから中身もいい、とは限らない)、ビンボ臭い白いボール紙のジャケットの表に、ただピラリと1枚、色紙にモノクロでタイトルと絵が印刷されているものも多かった。

今となっては、全部実家に置きっぱなしということもあるし、そもそもレコードプレイヤーそのものがないので聴きようがないのだけれど、考えてみればそんな海賊盤の中でも当時“これはお宝!”と思っていた、音質のよい未発表曲や未発表テイクは、その後ほとんど正規盤の「アンソロジー」に収録されてしまったのが何とも。

そんなことをつらつら思いつつ、この一曲。

当時のビートルズの海賊盤では、かなりお馴染みのもので、今でも知らずに聴けば、GET BACKセッションあたりでのジョンの曲と言われれば納得してしまいそう。

実はビートルズとまったく無関係というのを、割と最近知った。

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マツバガイ、ウマー。

●日曜日。頭痛がぶりかえしたりして仕事進まず。しかし熱は出ていないのでインフルエンザではない模様。

●朝はそれほどでもなく、地区の当番で鎌倉側に降りる階段の小路の掃除に出掛ける。思いのほか人数が集まっており30分ほどで終了。

200911081423000 ●昼頃、知人がマツバガイを持ってきてくれる。磯の岩などに貼り付いている、陣笠のような貝である。

これまでは殻から身を外して茹でていたのだが、「外さずにタワシか何かで殻を擦ってゴミを取ってそのまま茹でるもんだ」等々の指導を受け、そのようにする。実際、熱湯に落とすと即座に自然と殻から身が外れてくれることが判明。

塩茹でにし、適当に刻んで山葵醤油で食す。なかなか美味。が、酒のつまみならまだしも(仕事途中、昼間から飲むわけにもいかないし、そもそも日本酒がない)、そのまま食うだけなら塩茹でのままでよかった。

●youtubeをのほほんと見ていて、ジョージ・ハリソンの歌うIt Don't Come Easyに行き当たる。良し。

It Don't Come Easyは解散後のリンゴ・スターの大ヒット曲で、一応、作・リンゴ、協力・ジョージということになっているのだが、これを聞くともろにジョージの歌そのもの。

デモ・バージョンということらしいのだが、今までこんなものがあるなんて知らなかった。

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天才バカボン…なのか?

●金曜日、朝からひどく頭痛はするし背中はゾクゾクするし、速攻でインフルエンザを移されたかと思ったのだが、今日になったらほとんど収まっていた。……ただ風邪をひきかけただけ?

隣室にインフルエンザ患者を抱えていながらただの風邪をひきかけるというのもなんだか間抜けだ。いや、まだ安心はできないけれど。

なお、患者本人はタミフルのお陰もあってかほぼ熱も収まり元気。冬に向けて免罪符を手に入れやがったか。

●今朝、階下で新聞を見て、ちょうどTVで、“アンガーラ”が出ているはずの「ぶらり途中下車」をやっていることに気付いたが、もう神保町は通り過ぎた後だった。

●夜、階下がいやに騒がしく、かみさんや娘が調子外れに「パパだから~パパなのだ~」などと歌っている。行って訊ねると、どうも「天才バカボン」の主題歌はどういう歌かで論争をしているらしい(子供らは当然バカボン世代ではないが、近年はテレビでなつかしアニメ番組が多いので知っている)。何をしているんだキミたちは。

息子が口ずさんでいたのは初代OP、娘のは2代目(元祖)のOP、かみさんのは2代目EDで、それぞれが自分の歌っているのが主題歌だと主張しているのだった。とはいっても娘のはメロディの高低が変だし、かみさんの歌に至っては別の歌何曲かと一緒に甕に詰めて3年ほど裏庭に埋めて発酵させたくらい変質していた。

ところでバカボンのアニメに3代目、4代目まであるのは知らなかった。

●最近は飛行機にしろAFVにしろ、web上に資料写真が多く上がっている。もちろん、その手の趣味サイトがメインだが、web上のフォトアルバム・サイトなどでも思わぬ掘り出し物に出会うことがある。

Webshotsも、たとえばソミュールのChar B1bisのディテール写真などもあったりして、宝の山。このUP主は、他にもソミュアMCGハーフトラックや、ベルギーのT13B2自走砲なども上げている(どうやら1:72ガレージキットのRetroKiTのオーナーらしい)。

とはいえ、個人が勝手にいろいろなタグや分類で上げているものなので、掘り出すのはなかなか難しい。しかも、以前はそのまま右クリックで画像を落とせたような気がするのだが、現在はサインインをしないと落とせず、しかも「.wbz」という特殊なファイル形式で、専用のブラウザか何かが要るらしい(普通に見られる手段があるのかもしれないが、私にはよくわからない)。

試しにWebshots Desktop and Toolbarというのを落としてみたが、どうも使い方がよく判らず、アンインストールしたら、本来無関係の使用中の壁紙までファイルごと削除されてしまった。凶悪な!

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とうとう我が家にも。

●マリゾさんの日記でようやく知ったような次第だが、500系「のぞみ」が来春には(少なくとも定期運行から)引退してしまうそうな。

一昨日、倉敷出張の折に駅で見掛けて、相変わらず格好いいけれど、よく見ると塗装もだいぶ汚れが染みてきた感じで、500系も年季が入ったものだと思ったのだが、引退間近だったとは。

確かに車内は狭い感じで、速度性能はいいけれど総合的パフォーマンスで不都合があって普及しそびれた、というところが、格好だけでなくコンコルドに似ている(けれどコクピット周りはB-47的?)

結局9編成しか作られず、現在すでに5編成は山陽で「こだま」に転用されているとか。「最高速」が「こだま」で余生を送るというのも寂しい感じだ。

●神保町の事務所で最も定番のお菓子が「柿ピー」なのだが、今日行ったら、「柚子こしょう」版と、ゴボウ味の2種の変り種が。

柚子こしょう版は定番の亀田製菓のもののバリエーションで、E君の九州出張のお土産とか何とか。塩だれ版がベースでそれなりに美味。

ゴボウ味はどこから誰が持ってきたのか判らないが、食べてみると確かにほのかにゴボウの味がして、これが意外に、妙に美味い。ただ、食べ続けていると、その「ほのかなゴボウ味」に慣れてしまうせいか、あまりゴボウ味を感じなくなってくるのが惜しい。

なお、先日事務所近くのコンビニで買った「タバスコ柿の種」は、単に唐辛子をブチ込みました的で、あまり芸がない感じ。

柿の種が常備品と化している理由の一つが、編集長I君が柿の種好きであることだが、そもそも「激辛」方向に批判的であるI君の「タバスコ柿の種」に対する評価は、

「奇をてらって売ろうとしている」
「見ろ、だからピーナッツも普通の柿の種に比べて痩せてるじゃないか」

などと、ほとんど言い掛かりに近い酷評であった。いや、そこまで言わんでも。

●今日は(比較的)早めに事務所を引き上げ、帰りに小川町のフレッシュネスバーガーで夕食。10月に売り出されて早々、意外に人気で材料不足に陥って一時販売休止、今月になって再販されたというマッシュルームバーガー(ベジタブルバーガー マッシュルーム)を食す。

肉は無く、バンズとほぼ同直径の巨大マッシュルームが挟まっているというシロモノで、テリヤキソース風のタレがかかっている。一応キノコの味もするし、しっかりとした食感もあるし、そもそもキノコがダメという人以外なら普通に美味しくいただけるかな、という感じ。

しかし食い物の話ばっかりだな。

●息子が熱を出して、近所の医者に行ったら「インフルエンザA型」との診断であった由。改めて知ったのだが、「重症化するおそれのある患者」以外、特定の機関でなければ、新型であるかどうかの検査はすでにしないのだそうだ。

神保町の事務所に持ち込んで広めてしまうといけないので(もう遅いかもしれないが)、明日から自宅に引きこもって仕事することになりそう。

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一輪車いいなあ。

●今週火曜日まで、神保町は「神田古本まつり」。靖国通りにも提灯がずらりとぶら下げられ、古本の露店も並ぶ。

せっかく神保町に通っているからには端から覗いて行きたいのは山々なのだが、先週の金曜まではバタバタして日中動けず。明日(日付上は今日)月曜日は地方出張で神保町には行かないので、結局、ほとんど横目で羨ましく眺めたのみ。金曜にたまたま目に止まった「シルクロードの怪神怪獣」(森豊、六興出版)という本と、先日の調べ物の名残で興味のあった、日露戦争時のロシア艦が出ている「世界の艦船」バックナンバー2冊を買った程度。

ちなみに「シルクロードの怪神怪獣」は、それら「怪神怪獣」の大元や伝播の過程での変化などについて詳しく書かれているのかと思ったが、まだ読み始めたばかりではあるものの、今のところ淡々とエッセイ風に並べてあるだけで少々期待外れだった。とはいえ、だいたい古本まつりなどというものは普段書店では見かけない・買わない怪しい本を衝動買いするためにあるものなので、当然買った本は当たるも八卦当たらぬも八卦。

●仕事が押し詰まったりして模型も作れないとなると、「模型衝動買い」に走りたくなる。といっても模型屋に行く暇もなし金もなしで物理的に抑え込まれていたのだが、金曜日に地球堂にふらふらと寄ってしまい、ドラゴンのSd.Kfz.7、8tハーフトラックを買う。

標準型の8tハーフでも、座席横のボディ部分の乗降用の手すりが、ごく普通に金棒の手すりなのと、ボディ自体に穴を開けたものの2種がある。昔のタミヤのものは後者、今回のドラゴンのものは前者。数社で作られている車輌なので、メーカーによる差か、時期による差だと思うのだが、これがどうもよく判らない。一応、ドラゴンのキットはフロントのエンブレムはクラウス・マッファイのものになっている。

200911011110000 ●本日日曜日、仕事で幕張のモーターショーに行く。仕事の用事は別件だが、ついでに見た中で最も惹かれたのは、結構ニュースでも取り上げられたホンダの一輪車。パーソナル・モビリティではトヨタも頑張っているのだが、トヨタの2種が「未来的車椅子」みたいなものと、セグウェイの進化形みたいなものなのに対して、ホンダの一輪車はより独特で、トヨタは今回、飲まれてしまった感がある。

一輪車といっても、その「一輪」が直角方向に回る小車輪の数珠繋ぎで出来ているので(ウチに来るような方なら判るであろう例えで言うと、ザクの動力パイプをドーナツ状にしたような感じ)、前後左右に自由に動ける由。

「何に使える」というものでもないが、とにかく楽しそう。いつか乗ってみたいもんだ、と思う。ステージ上での実演もあったのだが、そちらは何重もの人垣の後ろからちらちらしか見られなかった。

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