大毎東日ニッポン号。
●9月1日はドイツがポーランドに侵攻し第二次世界大戦が始まった日であり、ポーランド空軍機・陸軍車輌ファンである私としては何かすべきなような気もしたのだが、特に思い付かず。
2日の晩にかけて、申し訳程度に「小国陸軍キットリスト」ポーランドの項を改訂する。
●毎日新聞本社のあるパレスサイドビル1階で、同社(大毎東日)「ニッポン号」飛行70周年を記念した展示が行われていること、それが明4日(日付上はもう今日だが)までであることを今頃知って、仕事先のすぐ近所でもあり、行き掛けに寄り道をする。
70周年記念展示と言ってもそれほど大げさなものでなく、基本は写真パネルや当時の毎日紙面等が中心だが、中には、飛行を記念して作られた布地を使った子供用の綿入れ、などという面妖なものも。
デザインに枢軸各国の国旗が取り入れられていて、今改めて画像を見ると、フィンランドや汪兆銘政権も入っているので1940年以降に作られたものらしい。……のはいいとして、白赤のポーランド国旗があるのはなぜ? 同配色の他の国なんてあったっけ? それとも切れている左端に別の色が?
最初に画像を上げてある模型は普段は羽田かどこかにあるもので、風防内側に付けられた、畳まれた長距離飛行用カーテンなど非常に気合を入れて再現された作品。コクピット風防後の輪切りレモンのようなものは天測窓だろうか。ほか、戦時中のものと思しきソリッドモデルのキットも展示されていた。右下に写っているのはキットのシリーズ・ラインナップ紹介のチラシなのだが、ニッポン号とほぼ同型の96陸攻が「新鋭魚雷型重爆」(うろ覚え)という名前になっていたり、陸軍97重爆が「九六重爆」になっていたり。シリーズの中では、I-16が一番作り易そうだ。
ほか、会場のテーブルにニッポン号以外の戦前の大毎東日社用機のアルバム(といっても大判のプリントをクリアフォルダーに入れただけ)があり、これがなかなか興味深かった。翼上下左右に大きく毎日のマークを入れたニューポール27があり、胴体の色が判れば、キットが出たら作ってみたい感じ。
それにしても、当時の記事を読んでいて改めて気付いたが、ニッポン号の飛行は出発の数日後にまさに第二次世界大戦が始まっており、よくその時点で中止にならなかったものだと思う。そう思って飛行経路を見直すと、ヨーロッパはスペイン・イタリアと、地中海沿岸しか経由していない。
無料配布のニッポン号のペーパークラフト(といってもPOP程度のもの)を貰って出る。
●「美人時計」なるガジェットが登場したとかで、神保町の事務所のE君が大いに感動する。時間を記したパネルを持った女の子の写真が1分ごとに切り替わる、というもの。
E君曰く、究極の癒しだ!というのだが、そのE君、しばらくして改めて曰く、「画像が切り替わるのをずっと見ちゃうのでダメだ」。
1分ごとにT-34の細部写真と時刻が表示される「T-34時計」が設置されたら当かばぶのブログパーツとして採用しよう。
●夕刻、会合だの所用だのライブ出演(!?)だので事務所の正規メンバーは次々いなくなってしまい、K女史、P女史と私のみが残って仕事。
夜も更けて仕事中、K女史が「黒いアレが! Gが!」と叫ぶ。積まれた段ボールの陰に隠れたり出たりする大ゴキブリ(という種類ではなく、単に成虫を示す)を横目に、叩いたり洗剤を掛けたりするとカーペットに染みになりそうだ、などと言いつつ(その実、要は3人とも叩き潰す度胸がない)オタオタするが、そのうち、使い捨ての透明プラコップを発見、ゆるい追跡劇の末にかぶせて捕獲。
コンピニ袋で口をふさぎ、然る後に洗剤の刑に処す。
「事務所本来の主がいない間に、非正規軍である我々が、いかに勇敢に事務所防衛のために戦ったかを示すためにCさん(社長)の机の上に置いておこう」
などと言いつつ、結局そのまま廃棄。
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