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にっちもさっちも

【にっち・も・さっちも】 (副)

「ニッチ(niche)」は主に装飾的な目的で作られた壁の窪みであり、現在ではほんの小さな空間の意味で「ニッチな市場」といった比喩的表現にも使われる。

「さっちも」はもちろん、ジャズ界の巨星ルイ・“サッチモ”・アームストロング(Louis D. Armstrong、1901-1971、“Satchmo”は愛称)その人のことであり、つまり、「にっちもさっちも」は、ほんの小さな窪みに、恰幅のいいルイ・アームストロングがはまり込んでしまい、身動きが取れない状態を示す。したがって本来は「ニッチサッチモ」であるが、押韻による語呂のよさから「にっちさっちも」で定着したものと思われる。

ルイ・アームストロングともあろう人が、いかなる意図をもってわざわざ狭い隙間に入ろうとしたのは定かではないが、氏の嗄れ声では助けを求めてもなかなか気付いてもらえず、窪みにはまり込んだままトランペットを吹き鳴らし救出を待ったことも充分に考えられる。

《用例》

すみません、仕事がにっちもさっちもいかない状態なんでいい加減なことを書いてますが信用しないで下さい。

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コメント

 相変わらずのギャグセンスに安心するやら(^ω^;)

投稿: みほり | 2009年7月21日 (火) 13時38分

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