トライスター IV号戦車B型
締切の波状攻撃が、身辺ドタバタと重なって連続攻撃になって難渋。こんなんばっかしやー。
そんな合間合間、先日購入以来、延々と擦り合わせを続けてきたトライスターIV号B型のシャーシがやっと形に。とにかく完成を目指したい第一候補のVanatorul de careを放ったらかして何をやってるんだか状態だが、資料を漁りつつのディテール工作は流石に仕事でテンパっている合間の息抜きには手を出しづらい。
さてこのキット、箱組みの合わせが微妙に悪い、というのは先日書いた通りで、あちこち製作記を覗いてみても、皆さん苦労している様子。シャーシだけでなく、戦闘室側面も何となく合わないし、砲塔は天上板に段が付き、エンジンルームハッチは片側が少し窪むといった具合に、とにかく、基本となる大きめのパーツがことごとく(しかもどれも微妙に)合わないことが判明。うがー。
シャーシは底面と側面がピタっと行かず、そこで後面がガイドに使えればいいのだが、これまたうまく合わない。単純な継ぎ方なら擦り合わせも楽だが、ご丁寧に両方段付きで合わせるような仕掛けになっているところが多く、削りにくい上に、どこがどう当たっているのかも判りづらい。
結局シャーシは、底面パーツ側で接合部を頑張って削ぐ。特に後端で、側面にモールドされている誘導輪基部の補強リブモールドが底面側に出っ張り加減なのに、底面パーツ側でも若干張り出しているのは主要な“攻めどころ”。さらにこのリブは後方にも出っ張り加減で、しかも後面パーツでこれを受ける部分が前方に肉厚なので、そのままだと側面・後面の角にかなりの隙間が開く。後面パーツ下端の“ベロ”が底面パーツ側で受ける段に対し厚みがありすぎるのもズレを生む。
……というような具合で、とにかく合わせて見ては、主にナイフを立ててのカンナ掛けの繰り返し。とりあえずなんとか、前後ともにパテ埋めをしなくて済む程度には合わせることができた。いやもちろん、適当なところでえいやっと合わせてしまい、さっさとパテ埋めしてという方法でも充分なのかもしれないけれど。
ただ、手間は掛かってもスタイルはよさそうで、何だか合わせの悪いことも含め、生産初期の“手作り感覚”のIV号戦車の実物を頑張って組んでいるような気分にもなってくる。……と、いつまでそんな暢気なことを言っていられるやら(笑)。
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