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2009年7月

凶!

●短いコラムをまとめて書く仕事で往生。結局徹夜。一方で、神保町の事務所でしている仕事のほうは、昨日とりあえず今週半ばまでのノルマを果たしたので、「明日はたぶん来ない!」と宣言してあったし、とにかく流石に“電池切れ”を起こした感あり、今日は堂々とサボる。

200907301620000b ●昼間数時間寝て、午後、電話に起こされ(出ないうちに切れた)、ぼーっとしていると、息子(すでに夏休み中)に「どこか出掛ける?」と訊ねられる。海に泳ぎにいくオプションも考えたが、海パンの所在不明。

検討の結果、とりあえずクソ暑い中、街中のコンクリの照り返しはイヤだったので、名越切通し経由で衣張山を越え、鎌倉の杉本寺方面へ降りる短めのハイキングにする。

もちろん、コンクリやアスファルトの照り返しはないが、ほとんど風もないなかで起伏の大きい山道を歩くので、シャツが絞れるほどの汗をかく。報国寺をちょっと覗いて、バスで鎌倉駅前に出る。鶴岡八幡宮でハスを見たりカメを見たり。ついでにお御籤を引いたらだった。だいたいお御籤というのは仮に吉でも「いいんだか悪いんだかよくわからん」という文面のものも多いのだが、これは文面もストレートにドツボ系。がっくし。

ところで今日は入らなかったが、先に名前を出した杉本寺は鎌倉最古のお寺だとかで、なかなか雰囲気がある。本尊の3体の十一面観音像は、かつて寺が火事になったときに自ら外の杉の木の下に避難したという伝説あり。何とスゴイ観音様じゃないですか、と思う一方、改めて考えれば結局逃げただけで火を消すとかはしていないという点でビミョーではある。

●かみさんの仕事が終わるのを待って鎌倉で落ち合い、回転寿司で夕食後帰宅。

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ヘイズル・ラーはフルドドの夢を見るか?

200907271532000b ●裸エプロン疑惑のひと(→)。

●昨晩もそうだったのだが、このところ、夜遅く帰ると、逗子の街がもやにすっぽり覆われていることがしばしばある。潮の匂いもするので、湾内の海面の温度がどーだの風がどーだのいう理由があるのだろうが、とにかくすぐ先の街灯さえぼんやりするくらい濃く、生暖かい空気は“その手の設定”としては申し分ない、のかもしれない。

我が家の近所のトンネルは“お化けトンネル”として有名であり、たまに物好きな人々が肝試しに来るようだが、できればこういう晩を狙って来るべし。

もっとも、日本の土木遺産にも選ばれているトンネルなので、そちら目当てで来るのであれば当然昼間がよい。すぐ近くの謎のカエル看板付き踏み切りもヨロシク(数年前に問い合わせて正体を知ったので、個人的にはすでに謎ではないが)。

●今月初めにamazonに頼んだ本(“TALES FROM WATERSHIP DOWN”)が昨日ようやく到着。中学の頃だったか大ハマリしたファンタジー、「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」の日本未訳の外伝。比較的最近存在を知って、高校、大学と成績が惨憺たるものだった英語力でどこまで読めるか不安ながら注文したもの。

「ア~ア~、無駄にデカイ段ボール~」と歌われた箱入りで来るのかとボンヤリ思っていたが、アメリカの業者出品の古本だったので、考えてみれば当然ながら違っていて、何やら真空パックみたいな包装で来た。「図書館オチの品ダヨ」と出品説明に書かれていたが、届いた品には確かに「オハイオ州スプリングフィールド、クラーク郡公共図書館」のスタンプが押されていた(笑)。

もちろんヘイズルもビグウィグもいいが、その他仲間の中では“語り部”ダンディライアンが好きで、まだ読み始めていないが、パラパラめくって1行目が

「話を聞かせてよ、ダンディライアン」

だったので今からちょっとワクワク。とはいえ、図書館で借りたハイペリオンが読みかけなので、読み始めるのはまだ少々先。

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Vanatorul de care再び。(9)

200907291313000b ●ヌルくジャッキ台の工作中。

あとはフチをもう少し薄く削って、持ち手の穴を開けて……。

リブは不揃いだが、どうせ乗せてしまえば車体との隙間からちらりと見える程度なので、こんなもので……と自分を納得させつつ次回に続く。

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Vanatorul de care再び。(8)

●製作中の模型が中断が長くてホコリまみれになる、というのはなかなかみっともない話だが、なんとか気を取り直して製作再開。

Plate01 ●ルノーR35は、車体右後端に専用のラックがあり、ここにジャッキ台とジャッキ用クランクを立てて装着する。隣のフェンダー上に、ヘンテコな水差しみたいなジャッキ本体。

ジャッキ台、といってもドイツ戦車のような木製ブロックではなく、まな板のようなプレートで、表にはジャッキ固定用の4分割の円弧の出っ張り、裏には補強用のリブがあり、端には持ち手用の穴。

おそらく軽戦車用として標準のもので、オチキスが積んでいるのも全く同じものだと思うが、on the markのエッチングに入ってるものはルノー用は細長く、オチキス用は幅広で短く、全く寸法が違う。しかもモールドは、ルノー用は表だけ、オチキス用は裏だけ。実際、実車でもなぜか、ルノーR35は表を向けて装着しているものが多く、オチキス用では裏向きが多いので、on the markは見た目で別のものと判断したのだろう。

とにかく、作品自体は細部は現物合わせで工作を進めているので、このジャッキ台の正確な寸法がどうのということにはならないが、on the markのエッチングはルノー用もオチキス用もしっくり行かず、しかもモールド追加の際に相手が真鍮だとやりにくいので、結局プラ板で自作することとする。

R35の場合、先述のように×印のリブモールドは車体側でほとんど隠れるため、それほど綺麗に仕上げなくても大丈夫だろうという点で多少は気が楽。

一方、表のジャッキ固定部分は、単なる円弧状のリブなのか、それともジャッキ本体の基部と噛み合うようになっていたりするのか、戦中のボケ写真ではどうもよくわからない。

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週末生春巻隊!

200907251857000b●土曜夕。久々の模型仲間との会合、「週末生春巻隊」(ただし生春巻抜き)の飲み会。

かつて秋葉原の妙にわかり辛い路地裏に小ぢんまりしたベトナム料理屋があり、それなりにリーズナブルなお値段で生春巻きその他ベトナム料理を食わせてくれていた。先日、“かさぴー”ことかさぱのす氏と、「久しぶりにあそこへ……」という話になったのが、「週末生春巻隊」計画の発端である。

その後なかがわ氏、donji氏が話に加わり、計画が具体化。その間、肝心のベトナム料理屋が消失しているという“ちゃぶ台ひっくり返し”系の問題が発生したものの、生春巻抜きで挙行決定。ちょうどワンフェスでこちらに来るという“腹丁”青木氏、東京赴任中の由鷹氏も誘って、この日を迎えたのであった。

夕刻、秋葉原YSにて落ち合う。とりあえず、変なメーカーの変なキットを見つけては薦め合うも、

「あっ。それもう持ってます……2つ

なんていう人ばっかりなのが何とも。特にあなたのことですなかがわさん。

その後、途中遭難しかけるも何とか予約を入れた店に辿り着き、なかがわ氏の製作中飛行機キット、かさぱのす氏の大量のAFV実車写真、donji氏の購入した「へじゃ(ヘーヤ)」3兄弟等も話の肴に大いに歓談。donji氏の手土産のほやの干物(燻製?)を食す。あっ。ヘーヤと引っ掛けてホヤだったのか。今頃わかりましたすみませんdonjiさん。

●“腹丁”青木氏の膨張ぶりを大いに批判するも、本人は「独身中年男性はこんなものでしょう」と一向に悪びれず。ほか全員妻帯者のため批判に決定打を欠く。とはいえ、迷惑に思う世の中年独身男性も多かろう。

200907251942000b ●全国一千万のフィン空ファン注目。これこそ、エイノ・アンテロ・ルーッカネンが乗った“空の真珠”ブルーステルBW-393号機の垂直尾翼に撃墜マークとして貼られていた、当時のフィンランドのビール、「LAHDEN ERIKOIS Olut I」のラベルである。なお、この写真ではひどく暗く写ってしまっているが、楕円の外側と内側上部の紋章の地色は金(楕円内側地色は黒)。

このラベルを巡る考証に関しては、かさぱのす氏のサイトに詳しい。ちなみに、このラベルに関して氏のところの掲示板であれこれ話をしていて、ビールラベルのコレクター向けショップサイトでこれを発見、報告したのは私なのだが、貼ったリンクが直後に消失。せっかくの報告が幻になったかとあわてたものの、数日して、それは実はかさぱのす氏自身がすかさず購入したためであると判明したという、曰く付きのシロモノである。

というわけで、あせらされた仕返しに(笑)一足先にここで写真を上げてしまうのだが、もちろん、こんな発色の悪いボケ写真ではなく、きちんとした写真が解説付きでそのうち氏のサイトに上がると思うので、そちらもお楽しみに。

●せっかく数年ぶりの青木氏との邂逅だが、イリオモテウラオモテガエル、KV等についての考証には特段の進展は無し。

関係ないが、先日出張時に氏の実家近くを走るJR福知山線に乗った話をしたところ、氏曰く、同路線は宝塚を境に(?)南側と北側でまったく性格が異なる由。

氏が言うには、「まったく概念からして違う」ものだそうで、大阪側を普通の電車とするなら、北側は海棲哺乳類になるくらい違うのだそうだ。どんな路線だよ……。

●本日の獲得物。かさぱのす氏より、あんどれあすさん力作の「しゅとぅるみ1輌1輌追っかけ本」を購入。いわば「SUOMEN ILMAVOIMIEN HISTORIA」シリーズの1機種1冊本のIII突版という感じ。スゴイ。

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書割。

●いやもうキツイっす。勘弁してください。サンタマリア。

結局夕べも徹夜してしまい、それでも懸案の仕事は8割方しか片付かず、朦朧として出掛ける。午後、N女史と打ち合わせをしている最中に気が遠くなり、

「寝ないで下さい」

と苦笑されつつ叱られる。それでも明日の金曜(日付ではもう今日だが)を切り抜けたら、「週末生春巻き隊」(ただし生春巻き抜き)の楽しい飲み会。

200907231245000b ●丸の内の中央郵便局、解体が進み、某所より見下ろしたら書割状態だった。

●昨日の日食、奄美には行けなかったもののそれなりの部分日食は見られると楽しみにしていたのに、生憎の雨でがっかり。なお、直下のトカラでは大雨だったものの、父母の郷里ではそれなりに観測できた様子。

●サントリーの「DAKARA」にムーミンのフィギュアが付くキャンペーンをやっているというのを、きゅうさんの日記で知る。

これに関し、ムーミンママの格好は「いわゆる裸エプロン」ではないか、とのきゅうさんの指摘あり。続けてマリゾさんより、パンツをはいていたらむしろ……とのコメント。

疲れたアタマに、エプロンの下にパンツのみ(しかも白地にピンクの小花といった感じ)のムーミンママの姿が浮かび、何かしら打ちのめされたようなキモチになる。

なお、DAKARAのフィギュアはなんとなくスナフキンとニョロニョロが欲しくなり、コンビニで気を付けて見てみたものの、行動範囲のどの店にもDAKARAがなく、やっと見つけた一軒でもフィギュア無しだった。すでにこの辺りでは、私の知らぬ間に始まって終わっていたものと推測。

というわけで、この一件は私の心に若干の傷を残したのみであり、遠く東の空より両氏を恨む(すみませんホントは勝手に想像を暴走させた自己責任です)。

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トライスター IV号戦車B型

200907212352000b 締切の波状攻撃が、身辺ドタバタと重なって連続攻撃になって難渋。こんなんばっかしやー。

そんな合間合間、先日購入以来、延々と擦り合わせを続けてきたトライスターIV号B型のシャーシがやっと形に。とにかく完成を目指したい第一候補のVanatorul de careを放ったらかして何をやってるんだか状態だが、資料を漁りつつのディテール工作は流石に仕事でテンパっている合間の息抜きには手を出しづらい。

さてこのキット、箱組みの合わせが微妙に悪い、というのは先日書いた通りで、あちこち製作記を覗いてみても、皆さん苦労している様子。シャーシだけでなく、戦闘室側面も何となく合わないし、砲塔は天上板に段が付き、エンジンルームハッチは片側が少し窪むといった具合に、とにかく、基本となる大きめのパーツがことごとく(しかもどれも微妙に)合わないことが判明。うがー。

シャーシは底面と側面がピタっと行かず、そこで後面がガイドに使えればいいのだが、これまたうまく合わない。単純な継ぎ方なら擦り合わせも楽だが、ご丁寧に両方段付きで合わせるような仕掛けになっているところが多く、削りにくい上に、どこがどう当たっているのかも判りづらい。

200907212353000b 結局シャーシは、底面パーツ側で接合部を頑張って削ぐ。特に後端で、側面にモールドされている誘導輪基部の補強リブモールドが底面側に出っ張り加減なのに、底面パーツ側でも若干張り出しているのは主要な“攻めどころ”。さらにこのリブは後方にも出っ張り加減で、しかも後面パーツでこれを受ける部分が前方に肉厚なので、そのままだと側面・後面の角にかなりの隙間が開く。後面パーツ下端の“ベロ”が底面パーツ側で受ける段に対し厚みがありすぎるのもズレを生む。

……というような具合で、とにかく合わせて見ては、主にナイフを立ててのカンナ掛けの繰り返し。とりあえずなんとか、前後ともにパテ埋めをしなくて済む程度には合わせることができた。いやもちろん、適当なところでえいやっと合わせてしまい、さっさとパテ埋めしてという方法でも充分なのかもしれないけれど。

ただ、手間は掛かってもスタイルはよさそうで、何だか合わせの悪いことも含め、生産初期の“手作り感覚”のIV号戦車の実物を頑張って組んでいるような気分にもなってくる。……と、いつまでそんな暢気なことを言っていられるやら(笑)。

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むぎゅ。

Jaki01 ●激しく煮詰まる。仕事進まず。

●数年来、稼ぎのベースとなっていた某仕事が、事業部門の業績悪化に伴い秋に消滅、と通達。だ、誰か仕事を下さいっ。

●世の中は総選挙とシトロエンとマチルダだが(そうか?)、先週後半、模型屋に寄るヒマがなかったので、シトロエンとマチルダは未見。

シトロエンの「トラクシオン・アヴァン」は、48が出たとき、フロントグリルのダブル・シェブロンの処理に戦前型と戦後型(だったっけな?)の違いがあり、というような話を聞いたのだが、さて新キットは? といっても、それがどんな違いだったかもうろ覚え。ウェブ上にいい資料ないかな……。(追記:wikipediaによれば、フロントグリルのダブル・シェブロンの処理は、1936年1月に変更になったとある。以前聞いた話がこれのことであれば、シェブロンが表であれ裏であれ1940年の車輌としてOKということになる。いやいやそれ以前に、BとかBLとかのサブタイプの見分けが全然付いてないや)

マチルダは、“ロシア戦車者”としては当然、レンドリースを攻略したくなるアイテムではある。買い置きしてある後期型履帯にいよいよ出場を願ってもよし、せっかくキットにインジェクションの履帯が入っていることだし、角材を溶接した“一時しのぎ改修型”にするのも魅力的。とはいっても、実際にはマチルダは細部の変遷がいろいろあり、前記履帯だけいじって、ソ連に行った車輌の一般的仕様とするわけにいかなそうなのが悩ましい。このあたりはセータ☆さんのブログに詳しい。

●総選挙は、今回は(先の都議選を見ても)とことん「自民か民主か」の二者択一選挙。少なくとも「集めた税金を何の芸もなく、わざわざ無駄に予算をかけて恩着せがましく返してくる」ような政権党に投票する気にはならないが、かといって、民主党がうまくオルタナティブを提示できているとも思えず、個人的にはいまひとつ盛り上がりに欠ける。

●「涼宮ハルヒの憂鬱」新シリーズは、なお同じ話を(毎回作り変えて)繰り返し中。引っ張る引っ張る。これに関して、昨日息子曰く、「でも○○を○○するとクリアなんだよね」。オレは知らないで見てたんだからネタばらしするなよ(泣)!

●昨日玄関に巨大な三浦スイカが置いてあり、どこから来たものやら不思議に思っていたのだが、出所は婿殿であったことが判明。巨大過ぎて冷蔵庫に入らず切り分けて近所にお裾分けした結果、今日冷蔵庫を覗いてみたら4分の1しか残っていなかった……。

本日今年の初スイカを食す。

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かんのん。

●昼過ぎ、神保町へ。逗子駅前に屋台が並んでおり、さて何かのお祭なのか、海開きはとっくに済んでるよな、などと思いながら出掛ける。

今日は珍しくまだ明るさの残っているうちに(編集長I君が別件の用事があるというので)仕事を切り上げる。逗子駅前の屋台はちょうど書き入れ時。たこ焼きを買って帰宅。かみさんに聞いたら駅前の神社の祭礼だそうな。

200907161301000b ●大船駅の脇の山の上には、大船観音という鉄筋コンクリ(たぶん)の巨大建造物がある(写真は本文およびタイトルと直接の関係はありません)。日常見慣れてくると単なるランドマークだが、予備知識なしにいきなり車窓から遭遇すると、かなりインパクトのある存在である。

子供らが小さいときには、

  1. 実はあの観音様は下半身が山に埋まっていて、1年に1回、山から出てきて鎌倉の大仏と対決しに行く。
  2. 実はその昔、大船に住んでいた大学教授が観音様を拾って飼っていて、観音様は毎日大船駅に先生を迎えに行っていた。ある日先生は亡くなってしまったのだが、それでも観音様は毎日改札で待ち続け、駅員さんに「忠観音ハチ公」として可愛がられた。その後それを記念して山の上に像が作られた。

という2パターンの話を聞かせてやったのだが、いまひとつウケが悪かった。ちなみに大船駅からは、現在でも運行している江の島方面への懸架式モノレールのほか、かつては反対側のドリームランド方面にも跨座式モノレールがあった。これは開通ほどなく何らかの欠陥が発覚して廃線となったのだが、しばらく前まで、その軌道が巨大トマソンとして断続的に残っていた。これに関しても、

「ほら、あれは古代ローマ水道の遺跡だよ」

と教えてやったのだが、そもそも相手がローマ水道の何たるかを知らなかったために不発に終わった。

●今通っている神保町の事務所ではなく、六本木にある本来の私の事務所の後輩M君が、昨日の私の骨髄バンクドナー登録に関し一言。

「前提として、かば◎さん(仮名)の骨髄を貰うこと自体が大丈夫なんかなーと思うんですが」……失礼な!

そのM君、もともとプロのギタリストであり、かつて自分がやっていたパンドのPVフルバージョンが知らぬ間にyoutubeに上がっていたと言って嬉々として報告。それにしても、PV自体が売られたこともなく、上げた人間がなぜこれを持っていたのか自体が不思議とか(しかもUP者のコメントがスペイン語だ)。

以前、ブルガリア人が「河馬之巣」に上げてあった私の作品画像を1枚、自作のブルガリア軍大戦機のスライドショーに混ぜ込んであったのに偶然遭遇した時も驚いたが、これはweb上にあったものを拝借しただけであろうものなので経路自体は何の不思議もない。

●未だ締切の波状攻撃より逃れられず。

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冷房開き。

●火曜日、今年初めてのひぐらしを聞く。ひぐらしの合唱は夏の終わりのイメージだが、気の早い奴はいるもんだ。

同日、今年初めて自室で冷房をつける。暑けりゃさっさとつければいいようなものだが、だいぶ老朽化したエアコンのうえ、何しろ主が喫煙者なので、フィルターを替えたり掃除をしたり(それはかみさんがやってくれた)、しかも最初につける時は臭う場合があるので窓を開けて慣らしたりと、なんだかんだと準備や気構えが要る。まるで海開きの儀式をしているかのよう。

●本来先週締切のレポートに、今日(水曜)の昼まで掛かる。300行弱の原稿に300行以上の下書きがすでにあったというのに、それをうまく繋ぎ合わせることが出来ずに往生。何だか、パーツは一通り全部揃っているのに合いが悪くて形にならない、一昔前の東欧製キットと格闘している気分に。

●ここ数日の間に、下唇の内側の同じ場所を3度も噛んでしまった。右上の犬歯が若干“吸血鬼”形になっているため。一度何かの弾みで噛んでしまうとどうしても少し腫れるから、うっかりしていると何度も噛んで長引く羽目になる。

●骨髄バンクのドナー登録に行く。

献血センターなるものに初めて足を踏み入れたが(実は注射で自分の血を抜かれるのを見るのが苦手)、「ドナー登録だけですか? 献血はされませんか?」と念を押されて、充溢する“血を下さい”オーラに、申し訳ないと思いつつも可笑しくなる。

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いぬちぐら。

200907122007000b ●仕事進まず。情けない顔をして寝ている犬が恨めしい。

●さすがに先週の仕事は堪えて、電車では行きも帰りも爆睡するようになってしまい、昨土曜日は、(編集者には申し訳ないけれど)とにかくとことん寝た。

●ようやくVanatorul de care R-35のジャッキ台を工作する気になり、残り少なくなっていた0.3mmプラバンを補充。と言っても買い足してきたわけではなく、戸棚の前に積まれている模型と資料本をどけて、引き出しの中からストックを出しただけ。

今の締切が過ぎたら工作スタートの予定。

白井弓子「天顕祭」を読む。なかなか良し。地元の図書館は基本的にはマンガは入れないが、「文化庁メディア芸術祭マンガ部門奨励賞」とやらを受賞したせいでたまたま入っていたらしい。

●フトコロが寂しいので散歩には出掛けず。

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にっちもさっちも

【にっち・も・さっちも】 (副)

「ニッチ(niche)」は主に装飾的な目的で作られた壁の窪みであり、現在ではほんの小さな空間の意味で「ニッチな市場」といった比喩的表現にも使われる。

「さっちも」はもちろん、ジャズ界の巨星ルイ・“サッチモ”・アームストロング(Louis D. Armstrong、1901-1971、“Satchmo”は愛称)その人のことであり、つまり、「にっちもさっちも」は、ほんの小さな窪みに、恰幅のいいルイ・アームストロングがはまり込んでしまい、身動きが取れない状態を示す。したがって本来は「ニッチサッチモ」であるが、押韻による語呂のよさから「にっちさっちも」で定着したものと思われる。

ルイ・アームストロングともあろう人が、いかなる意図をもってわざわざ狭い隙間に入ろうとしたのは定かではないが、氏の嗄れ声では助けを求めてもなかなか気付いてもらえず、窪みにはまり込んだままトランペットを吹き鳴らし救出を待ったことも充分に考えられる。

《用例》

すみません、仕事がにっちもさっちもいかない状態なんでいい加減なことを書いてますが信用しないで下さい。

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東洋素材?

●我が家の犬の悪癖は、道路に面した窓に陣取って、表を誰か通ると吠えたてることと、隣家側の窓の下の壁をガリガリほじくることである。お向かいの獣医さんによると、表を通る人に吠えるのは、そこまでもテリトリーだと思っているからだそう。壁を削る理由は不明だが、いずれにせよ本人(本犬)はそれを重要な仕事と思っている由。

かみさんなどはそれを聞いて、「仕事なんだから」とすっかり許容する態勢なのだが、仕事が理由で許されるなら業務上過失は成立せぬ。厳しく追及。

●午後、本郷の東大。ロボットの話を聞く。その後秋葉原に寄り道。「もやしもん」マグネットを買ったらまたオリゼー。YSでブロンコ(BRONCO)のMk.III巡航戦車(A13)用別売り履帯を購入。

ブロンコのMk.III巡航戦車にはベルト式履帯が入っているが、素材が柔らかく起動輪の間で履板が弓なりになってしまうことと、そもそも長さが足りないっぽいのが難点で、別売り履帯はほぼ必需。最近出たMk.IV巡航戦車はMk.IIIと同じ値段で、そもそも最初からこのインジェクション履帯が付属している。おそらくベルト式の欠陥が明らかになったためにそうしたのだろうが、最初にMk.IIIを買った側からすれば、ほぼ同じキットなのに余計なコストがかかってしまうわけで、ちょっとクヤシイ。

とはいえ、何らかの補填措置とかを期待するのも現実的ではないし、ここはむしろ、「新しく出したほうのキットでは頑張って欠点を修正したんだね。ヨシヨシ」と褒めてやるほうがオトナの対応かも。ちぇ。

なお、ダブってしまったオリゼーは、最近「もやしもん」にハマったライター仲間のK女史に「そのうち下の100円自販機の飲み物3回分ね」の約束と交換で引き取られていった。

●今夜は終電の一本前で帰宅できた。

帰りのコンビニで、「大地のルイボス」(コカ・コーラ)という面妖な名前のお茶を購入。曰く、「ルイボスとは、南アフリカでのみ栽培され健康のために飲みつがれているお茶」だそうであり、この商品は「100%有機栽培されたルイボス茶葉に、カラダをいたわる東洋素材をブレンド」したものだそうな。

で、そのルイボス茶そのものが問題なのか、怪しげな“東洋素材”のせいなのか、なんとも妙な後味のお茶で、ふだん、こう蒸し暑いときに駅近くのコンビニで買う飲み物は即座に飲み干してしまうのだが、これは20分近く歩いて家にたどり着いてもまだ残っていた。

昔実家で、麦茶がいきなりどくだみブレンドに切り替わっていたときのインパクトに近い(味自体はどくだみとは違うけれど)。

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アンガーラ。

Fukumen ●「ガンダーラ」ではない。

神保町に「覆麺」というラーメン屋があり、冗談のようだが本当に店主および弟子と思しき2人が黒白の覆面をしてラーメンを作り、店内にはエンドレスで「イノキ!ボンバイエ!」が流れている。しかも会話の基本は「アンガーラ!」という(どうも臨機応変にさまざまな意味を持つらしい)謎の単語である。

どうもラーメン通の間では有名なとある店の親父さんがお忍びで(?)やっているらしく、そうした人々の間では「まさに○○系の味」で通じてしまうらしいが、私はその方面には詳しくないので、魚介系の出汁が効いてかなり濃い味の、結構個性的なラーメンとしか言えない。

昨年何度か行き、今期は昨晩初めて行ったのだが、昨晩は親父さんが結構いろいろ話しかけてきて、「アンガーラ度」は薄まった感じ。濃い味のスープは皆が皆飲み干すことは期待されていないらしく、飲んだら「黒帯認定」だとかで銀色の丸シールを貼った黒いカードをくれた。次回より、これを提示すれば「この店がなくなるまで」卵が付く由。しかしあの味の濃さと量で卵まで付いたら、コレステロール的には問題がありそうだ。

●さて今日はますます仕事が逼迫し、結局夕飯を食いにいくことすらできなかった。終電で帰り、逗子に着いてからコンビニでサンドイッチとおにぎりを買った。

200907081101000 ●自宅前の道端で見掛けた花。なんという花かご存知の方はご一報を。

●今まで見掛けたことがないが、F toysで建設重機のミニチュア付き食玩があるそうだ。加藤製作所のラフテレーンの展開状態のヤツが欲しい。

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イタレリ1:72 レッジャーネRe2000/Héja I

●イタレリから新発売の1:72レッジャーネRe2000を購入したのでちょっと紹介を。

Re2000_wing 同社からは1:48でもRe2000が出たばかりで(タミヤからパッケージ替えで発売)、そちらはイタレリ・オリジナルの新作なのだが、こちらはビックリ、昔のスーパーモデルの焼き直し。マッキMC.202あたりは完全新作だったのに、なぜ?と思わないでもないが、さすがにイタリア本国でもそれほど活躍していないマイナー機だけに、ちょっとお手軽に済まそうということなのかもしれない。

とはいえ、単なる再販ではなく、かなり細かく手を入れていて、基本形はスーパーモデルのままとしても、表面はほぼ新作と言っていいくらいに変わっている。全体の部品構成等は米IPMSのキットレビューにきっちりいい写真が出ていて、私の携帯のピンボケ写真等はお呼びではないので、こちらはその補足になるものを少々。

Re2000_inside ・まず、胴体・主翼パネルは、凸から凹に彫り直すとともに、リベットや小パネルの再現なども追加。部品のエッジそのものもシャープに仕上げ直してある。また、主翼はフラップが別部品になった。ただ、どういうわけか主翼フィレットが前方に行くに従って、胴体に食い込むように段差が付いてしまっている。また、尾翼だけは凸ラインを彫り直していない。

Re2000_panel ・スーパーモデルではコクピットは板を折り曲げたような椅子だけだったが、イタレリ版では胴体内側にモールドを追加、床板や計器盤、シートベルトのモールド再現入りの椅子など、必要なものはきっちり揃っている。ただ、エンジン後ろに隔壁はないので、前から強い光を当てたら、コクピットの足元が明るくなってしまうかも。

Re2000_wheel ・車輪は自重変形を再現。ハブ部分も別部品で、細かい彫刻が入っている。主翼下面の車輪収納部は、スーパーモデルは単なる穴だったが、イタレリ版ではふさがっている。脚引き込み用のロッドも多少細かくなった。

Re2000_hub ・尾輪収納部も新パーツに。開状態で扉と内部が一体成型だが、内部にそれらしく彫刻がある。

・風防は、確かスーパーモデルでは全体で1パーツだったような気がするのだが、3分割に。それなりに薄く透明度も高い。初期を除くイタリア軍向け生産型用の“くびれた背中”は基本パーツの枝のほうに追加されている。ただ、ちょっとくびれが途中で波打っていたり。

Re2000_back ・デカールはイタリア軍3種にハンガリーのHéja Iが2種、スウェーデンのJ.20が1種。

Re2000_seat ・Re2000のスタイルについて細かく語れるほどの知識はないが、スーパーモデルの基本形は、一応、そう破綻はないように思う(ちょっと風防が高すぎるかな?)。今ではregato、スペシャルホビーからも出ている72のレッジャーネRe2000だが、どちらも簡易インジェクションで風防もバキュームだったりと、決して作り易そうなキットではなく、また値段も倍以上する。このイタレリのリニューアル版は、それなりに存在意義がありそう。

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敵か味方かわからない。

●たなばた。「棚からバターサンド」の意。

●月曜は定例締切仕事があるので毎週バタバタするのだが、昨日はそれに加えて締切を過ぎて引きずっている別の仕事やら、急ぎで見てくれと言われたゲラやら、会議やら、その会議までに仕上げないといけないラフやらあってさらにバタバタ。

徹夜してへろへろ出掛けていったせいもあるが、結局一番の大物である「締切破り中」は片付かず。その仕事自体、今通っている神保町の事務所のものなので、逃げ隠れ不可能。

●急ぎのゲラは先週いきなり電話が掛かってきたもの。某出版社から何年か前に出した日本語うんちく本を、形態を変えて再出版する由。いまや200匹目のドジョウくらい出まくっている日本語うんちく本だが、これはその中でも割と初期に出た某漢字の大家の先生の本の姉妹編で、しかもその先生の監修で出したものなので、それほどアヤシイ本ではない(と思う)。

とはいえ、それを書いている私自身、かつて「すべからく」は「すべて」と同じ意味だと思っていた時期があるし、(日本語ではないが)堂々と「シュリン・パック」と言って哂われたこともあるし。もっと言えば、コーエーの戦車本で先日、「役不足」を「力不足」の意味で書いている部分を見つけて、これはさすがに呆然とした。

もちろん言葉は生き物なので、アレは正しくてコレは間違いと断じること自体意味はないし、この本もそのあたりには気を付けて書いたつもり(当時)。とはいえそれ以前に、当「かばぶ」の文章を見てもわかるように、私本人が日本語を守り育てようというよりは、「結局のところ、こいつは日本語の敵なのか味方なのかわからない」という、戦場において最も対応に困る手合いなので、“内心じくじくしちゃう”部分はないではない。

●徹夜すりゃアタリマエ、な話ではあるが、それ以前にどうにも毎日毎時眠くて仕方がない。というような話を事務所でしたら、E氏もI氏もそうである由で、E氏によれば、それは「日食が近付いているせい」であり、今後22日に向けてますます眠くなるのだそうな。7月22日にはみんな爆睡ですか?

●トライスターのIV号B型、車体の基本パーツのみ切り離して合わせてみたりしているのだが、シャーシも、戦闘室左右も、どうもピタリと行かない。「ここが当たっているから合わない」というのがはっきりしているなら楽な話なのだが、そうではなくて、「どうにも全般的に微妙に合わない」という感じで、だいぶあれこれすり合わせが必要な様子。

●新作交じりのアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」。その新作部分の最近3回は、基本的には同じ場面を、ご丁寧に作画もまったく別で繰り返しているというもので、「まちがいさがし」的様相。このままどこまで引っ張るかが見ものだ。

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トライIV号B型購入。

●土曜午後。港南台の模型屋さん(かめやま模型)が月内で閉店するため半額セール中という話を聞き、息子と連れ立って行く。普段行ったことのない店に、閉店セールの時だけ行くというのも何となく心苦しいものの。

トライスターのIV号戦車B型があったので購入。初期型IV号はドラゴンでC、D、Eがあり、トライスターでB、C、Dがある。

ドラゴン“すまき”のF型は作り易さも組み上がった感じも感動モノだったが、D型は妙に組みづらい。同じIV号でタイプによって設計に一貫性がないのは、ドラゴンの良さでも悪さでもある。同系列キットの欠点を次回作が引き継ぐとは限らないという点ではメリットだが、逆に、サイバーホビーのT-34STZ1942のように「なんじゃこりゃあ」なキットがいきなり登場する怖さもある。

とにかく、初期型IV号を作り比べる意味でもトライスターのBかCはちょっと欲しかった。一点不安だったのは、同社が転輪セットを「初期型~後期型すべてに対応」として別売していること。IV号の転輪は初期型とそれ以降ではゴムリムの厚みがだいぶ違うのだが、そのあたりが無視されていると厄介だと思ってちょっと二の足を踏んでいた。

実際には、今回買ってドラゴンのF型と比べてみたらだいぶ薄い初期型仕様になっていて一安心。しかしそれはそれとして、別売セットもこの厚みのゴム縁だけで売ってるのか?

ドラゴンもそうだが、小さくもない箱にパーツがぎっしり詰め込んであり、帰宅して、一度パーツを取り出したら収まりきれなくなってしまった。袋を開けて、主要パーツのみ(枝のスリム化のために)切り離す。箱組みの車体下部は慎重に合わせる必要がありそう。

●事務所で先日、何かのはずみに「ニイガタハシリマイマイ」「マダガスカルレーザーオオトカゲ」の話になり(どういう会話だ)、以来、同じく某青木先生妄想の動物ながら、その生態につき追求し切れていない「イリオモテウラオモテガエル」につき、時折つらつらと考証。今のところ判明している点は(青木氏によれば)、

  • 西表島のマングローブ中に生息。
  • 体の背側腹側がほぼ対称形で、ほぼ真横に飛び出た眼を持つ。
  • 普段はマングローブの下枝に逆さにぶら下がっており、側転の要領でしぱたたたたた……と枝を伝って移動する。
  • 天敵はイリオモテヤマネコであり、食われそうになると強靭な手足でイリオモテヤマネコの口中で強靭な手足を突っ張り三日三晩抵抗する。西表島のヤマネコ保護センターには希にアゴの外れたヤマネコが運び込まれることがあるが、これはイリオモテウラオモテガエルの決死の抵抗の為である。
  • (追記)当然ヤマネコは前足でカエルを掻き裂こうとするのだが、そうなっては万事休すなので、カエルは舌を使って応戦する。……というような追加設定もあったような。スゲーよカエル!

以前はピパピパのような体形のものを想像していたのだが、改めて考えると、枝にぶら下がっていてこの体形だと風にあおられて大変かもしれない。

関係ないが、世の中には「トゲナシトゲトゲ」という自家撞着に起こした名を持つ、まるで青木氏が考えたような昆虫が実在するそうだ。

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着信拒否。

●現在通っている神保町の事務所はなぜか電波状態があまりよくなく、携帯が掛かりづらい。というのもあって、先日かみさんが「2度も掛けたのに出なかった」と言ったときは、そのせいだろうと思っていたのだが。

今日、またリアルタイムで連絡を取り合う必要があったのだが、かみさんよりメールで、「着信拒否されている」といたくご立腹である。

そんな操作はした覚えがないと言ってもどうも信用されていない風であったが、実際に、こちらから掛けると通じるが、かみさん側から掛けてもらうとウンともスンとも言わない。

帰宅後、真相発覚。要するにかみさんの電話に登録されている私の番号が間違えていたのだった。こちらから掛けて試したみたあとも、かみさんは受信履歴からの返信でなく、自分の発信履歴からのリダイヤルをしていた模様。

間違えた先の番号の持ち主は、しばしば見知らぬ番号から電話が掛かってきているのを見て煩わしくて着信拒否をしたものと想像(そこで出てくれていればすぐ間違いだと判ったはずだが)。

……それにしても、今の携帯に替えて2年間も番号を間違えたまま放置されていたってのがスゴイ。

●もちろん、ゆるいからこそゆるキャラと言われるわけだが、本日打ち合わせの際にN女史に教えてもらった「ハンタマくん」のゆるさは尋常ではない、と思う。知らなかったが、「ゆるキャラ日本一決定戦」なるものが過去にあり、「ハンタマくん」は単純にユルさを競ったラウンドで、100点中96点の最高得点を取った由。そんな有名人(?)だったのか……。

世の中的にゆるキャラの一番人気は「ひこにゃん」ではないかと思うが、個人的なイチオシは、中川いさみ風テイストのさっぽろテレビ塔の「テレビ父さん」である。非公式キャラでありながら公式キャラを駆逐してしまい、さっぽろテレビ塔公式サイト内に「非公式キャラクターテレビ父さん公式サイト『テレビ父さん家』」がある。

それはそれとして、「京阪のる人、おけいはん。」も一種のゆるキャラではないのか?

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プラハの春団治

「河馬之巣」BBSによく書き込みを下さった、「プラハの春團治」さんというなかなかファンキーなHNの方がいる。実はそれ以前から、まさにそんな題名の替え歌を作っていたのだが、PCの趣味分野テキストフォルダを漁っていたら再発見したので、以下に。まあ、このへんを参考に、なるべくコブシを効かせて歌ってください。

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主義のためなら 市民も泣かす
それがどうした 文句があるか
雨の東欧 プラハ城
涙しぐれか カレル橋
今日も呼んでる 今日も呼んでる
ド阿呆ブレジネフ

 (語り)
 「そりゃわいは書記長や
 介入もするし 首も飛ばす
 せやかて それもこれもみんな世界のためや
 今に見てみい わいは世界革命したるんや
 世界革命やで わかってるやろ お前ら
 なんや その辛気臭い顔は
 戦車や戦車や 戦車もってこい!」

そばに小国 ついてなければ
何も出来ない ソビエトやから
離しはしません 辛くとも
いつか世界の 覇者になる
社会主義の 社会主義の
でっかい夢がある

 (語り)
 「好きおうて一緒になった仲や無い
 勝手に 威張りなはれ シベリア送りなはれ
 あんたと 縁を切るためやったら
 うちは どんな苦労にも耐えてみせます」

凍りつくよな 支配の裏で
耐えて花咲く 市民デモ
これがプラハの 心意気
雪解け 私の 生きがいと
笑うふたりに 笑うふたりに
ソ連の軍が来る

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うつらうつら。

●20年前の自分に、「数年でソ連がなくなる」と言うのと、「20年後にそのまんま東が自民党総裁候補として取り沙汰されている」と言うのと、どちらがより信じがたいと思うかと、ふと考えてみたりする。

●「オレさ、北海道から東京に出てきたときに、初めて肉まんに芥子が付いてきてさ、それで試しにつけて食ったらすごく美味くて、ああ、オレは今までなんて損をしてきたんだ! オレが今まで食った肉まんを返せ! と思ったよ」と、昔酒の席で言っていた知人のことをつらつら考える。

●本屋で「ベストカー」別冊「The 建機」なるムックを見て惹かれる(が、買わず)。小松に油圧ショベル、加藤製作所にクレーン車を見に行って以来、ちょっとツボ。

●「プルートウ」第8巻(最終巻)購入。

●あらゆる仕事がずるずる遅れ気味。模型も手付かず。電車の中でも座るとすぐ眠くなってしまうので読書もまともにできず。

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