II号戦車(2)
タミヤのII号戦車(ポーランド戦線)、装備品類もほぼ付け終わり、戦車らしくなる。ただし、操縦手用前面フラップは未接着。
人形なしで戦車単体だけ作る場合、ハッチ類はすべて閉で固定するのが普通だが、個人的な感覚の問題として、クラッペ類も全部閉にしてしまうと、何となく愛想に欠ける気がしてくる。ちょっとでも「生きている車輌感」を出すのに、操縦手用のバイザーくらいは開いておきたいと思い始めたり。が、その場合は作動アームくらいは付けないといけないので、工作が後回しになっている次第。
さて、先日も触れたように、このキットはキット名称はC型だが、各型対応のパーツはきちんと入っており、c、A~Cが一応作れるようになっている。個々の型の細かい差異について、数日前にPANZER TRACTSを立ち読みしてきた結果を踏まえ(買えよ!)、現時点での「たぶん、こう」は……。
c型:砲塔リングガードはなく、操縦手前面フラップは平板な旧型。その他各クラッペも旧型。車体ハッチは生産途中で2分割タイプから(キットと同様の)1枚タイプに。右フェンダー後部は、b型でもすでに“つんつるてん”があるようなのだが、c型以降で明らかに表面パターンがある写真もあって、なお要調査。右フェンダー、戦闘室後ろ側の支持架は、後の型と違って前側と同形。前後共に後の型よりちょっと寸詰まり? デフケースは、現存の改修型を見る限り、A型以降と同形でいいような。
A型:操縦手前面フラップが山形の新型に。初期を除き砲塔リングガードが付く。各クラッペは旧型で、車体前部左右クラッペの前の跳弾リブはない。右側フェンダー、戦闘室後ろ側支持架が大型化。後ろのMG用付属品箱の保護のため?
B型:A型と略同形。車体前部左右クラッペの前に跳弾リブが付くのが標準。後期にはC型と同じ新型クラッペに?
C型:車体・砲塔のスリット付クラッペが新型。
私は説明書通りよりもほんのちょっとでも違えて作りたいというへそ曲がりなので旧型クラッペを付けたが、クラッペ前の跳弾リブは指定通り付けたので、標準的なB型ということになる。しかしそこまで作っておいて適当な塗装例が見付からずあたふた。本末転倒。
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