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Vanatorul de care再び。(4)

R35用右側履帯、ようやく7センチほど繋ぐ。仕事、7センチも進まず。

先日はリンクを貼り忘れたが、スロバキアの田舎の物置に現存している砲塔を写した写真の1枚がコレ。砲塔側面に、“THE EASTERN FRONT”の写真の「白丸・星ヌキ」マークではなく、ストライプ(中隊色の帯?)が確認できるのも貴重だ。

さて、問題の「機銃口?」。仕事で外出中、つらつらと今後の工作を考えていて、ふと、「この砲耳部は丸ごと、BT/T-26系からの移植だったらどうしよう?」と思い至る。つまり、BT/T-26系の円筒形防盾の後ろ側に、すでにこのパーツがあったのかもしれない、と思ったわけである。

どうせ防盾に隠れてしまう部分、移植だろうが新規製作だろうが変わりないと思われそうだが、問題は隅の「機銃口」である。元がBT/T-26系の部品であれば、ここに孔があるのは不思議ではない。しかし、ルーマニアでVabatorul de care R-35を製作する際に、最初から(従来言われているように)同軸機銃搭載を諦めていれば、外側に付ける防盾には孔はないことになる。悩ましい。

と、そこまで考えて、今度は駐退器部分がほとんど出っ張っていないことを思い出す。この上から円筒形防盾をかぶせるなら、この写真くらいの突出なら、円筒の内側にほぼ収まってしまう。実際のBT/T-26のように、ハデにカバーを突き出す必要はなくなる。そこまで考えて、なんとなく一安心。さらに、帰宅してBT/T-26の写真を見てもう一安心。そういえばBT/T-26では機銃用にも照準口があった。というわけで、このパーツはルーマニア製であると確定できた。それなら、防盾にも孔があると考えるのが自然だ。

……考えてばっかりで全然製作記じゃないや。

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コメント

以前(そのルーマニアR-35写真が公開された頃)、気になってBT/T-26用の内装防盾と比べてみたことがあります。
それによるとBT/T-26用の方が機銃孔の位置が若干上なんですよね。でもって内装防盾自体の幅もBT/T-26用の方が広い。
照準孔の位置は(当然ながら)BT/T-26用と同じで、砲身の下に付いている、駐退器部分の先端と固定するパーツ?はBT/T-26用からの流用だと思います。

投稿: セータ☆ | 2009年5月15日 (金) 00時27分

うおぅ。すでにチェック済みだったとは。流石過ぎます>セータさん

ところで、改めて、アルマダの“インアクションスキー”に出ていた断面図で確認したんですが、BT/T-26も、防盾内側では、駐退器はほとんど出っ張ってないんですね。なんであそこまでカバーを長く取らなきゃいけなかったんだか……。

投稿: かば◎ | 2009年5月15日 (金) 07時35分

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