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2009年5月

II号戦車

Vanatorul de care R-35は車体上部のツメに入っているわけだが、こうなるとキットパーツで使えるものはあまりなく、写真を漁っては細々したものをデッチ上げて加えていく、ということになる。それもしばらくやっていると結構フラストレーションが溜まるので、同じ軽戦車の比較も兼ねて、タミヤの「II号戦車(ポーランド戦線)」に手を出す。

200905312118000b というわけで、ある程度形になったものを並べてみた。相変わらずのピンボケで済みません。それにしても、II号戦車がデカイ!

「大戦初期のドイツ軍は、本来主力となるべきIII、IV号戦車の数が揃わず、非力なI、II号戦車群を主力とせざるをえなかった」というのがお決まりの評価だが、こうするとII号戦車がえらく立派に見える。まあ、R35は2人乗り、II号は3人乗りなので大きさの差は当然だし、そのくせR35のほうが1割以上重いので、そこからも装甲の脆弱さは判る。

さて、何しろキット開発の年代が数十年も違うので単純比較は可哀相だが、とにかくII号戦車のほうは、基本、キットのパーツをパチパチ切り離してゲートとパーティングラインを処理して組んでいくだけなのでなかなか気分がよい。以下、ざっと個人的レビューを。

その昔、タミヤが初代II号戦車を出した際、キャッチフレーズは「電撃戦の主役」だったように記憶しているのだが(当時小学生だった)、もちろんF型は電撃戦とは関係なく、その後、本当に電撃戦当時の戦車を作りたくなった時に、結構くやしい思いをしたのだった。それから幾星霜、ようやくホンマモンの「電撃戦の主役」が登場したわけで、これはフランス物3種の登場と合わせて個人的には非常に嬉しい。

先に「II号戦車(フランス戦線)」が出た際、どうせ初期のII号を出すなら、丸ノーズの未改修車体も作りたいのに、なんでコンパチにしてくれなかったんだ、と思ったが、見れば丸ノーズ用の不要部品も含まれていて、心待ちにしていたのだった。しかし、バリエーションを出せる分割にしておいてなかなか出さないこともあるタミヤなので、まさかこれほど早く出してくれるとは思わなかった。

キットは基本的に「フランス戦線」仕様と同一で、増加装甲を付けない状態のモールド入りの車体前面パーツが最大の相違。「フランス戦線」仕様はA~C型となっており、クラッペの選択でA/B型かC型を選ぶようになっていたが、「ポーランド戦線」では、キット名称はC型のみとなり、説明書でもそのクラッペしか図示していない。しかし、A/B型用クラッペも不要部品として含まれているので、A/B型として組むこともできるはず。また、車体前面小パネルとワイヤー掛けは、ワイヤーと一体にモールドされたパーツを付けるよう指示されているが、ワイヤーが掛かっていない状態のパーツも不要部品として含まれている(F7、A3)のは親切。こちらを使う場合、左側ワイヤー掛け内側にヘッドを引っ掛けるフックを追加するとgood。

もうひとつ、この「ポーランド仕様」の“特典”といえるのが、改設計された誘導輪パーツが入っていること。「フランス仕様」版の誘導輪は(ポーランド仕様にも不要部品として入っているが)、一見同じようで、やや小径でリブの長さにも違いがある。これはおそらくソミュールの現存車輌のものをもとに設計されているのだが、戦時中の写真では(少なくとも私は)見たことが無く、もしあったとしても一般的なタイプとは言えなさそう。以後、「フランス仕様」版にも改修版パーツを入れておいて欲しいものだ(とはいえ、フランス仕様も真っ先に買っちゃってあるけれど)。しかし、ドラゴンあたりだとこっそり旧作にも新パーツを紛れ込ませたりするが、タミヤはどうかなあ。

部品の精度は流石タミヤでほぼピタリと決まる。戦闘室前・側面装甲は増加装甲付きとの兼ね合いで別パーツだが、この当時のドイツ軽戦車は溶接ラインはエッジにあるので、上面の接合線は消す。しかし、接着剤をタップリ目で付ければ、ほぼ後でざっとヤスるだけで行ける。私は足回りの塗装の都合上、車体上面前部のベロを一度切り離し、前部上面パーツ(F2)と一緒にシャーシに先に付けてしまったが、それでも車体上部は隙間無くピタリとはまる。キモチよい。一点気になるのはシャーシ後端下部の補強シャフト(H39)で、指示通りでは下過ぎる感じ。実際は、ほぼ装甲のエッジスレスレくらいの位置にある。あとは、起動輪デフカバー前面にボルト頭を一つずつ。

なお、キット名称は「ポーランド戦線」で、デカールもその当時のものだけ(なぜか第4師団だけ)だが、実際にはフランス戦時点でも丸ノーズのままの車輌は多い。キットは追加装備のノテーク・ライトや、発煙筒、切り欠き付きのマフラーカバーのエッチングもそのまま入っているので、フランス戦でのII号戦車を作りたい人にもオススメ。また、ワルシャワにおける第4師団のR03、R05は右フェンダー上に特製ラック(?)があるので凝る方はテキトーに。

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スパム・エッグ・スパム・スパム・ベーコン・スパム。

●当「かばぶ」を始めて約1ヶ月。お馴染みさんからコメントも頂いて、それは有難い限りなのだが、時々ブログならではのトラックバックも付く。……が、今のところ、パソコンの通販やらアフィリエイト・サイトやら、要するに「トラックバック・スパム」ばかり。

今日も今日とて1本来ていたので、ブレイモノメと書き連ねて逆にトラックバックを付け返してやろうかとも思ったのだが、先方はトラックバックURLが記載されていなかった。げふ。

そううざったいのであれば、こちらもトラックバック保留とかの設定にしておけばよいだけの話なのだが、そもそもトラックバックというものの仕組みもしっかり理解できていないのと、お題目通りに機能するものなのであれば、こんな場末のブログでもいずれ話題のリレーに役立つのかも知れず、今のところ判断そのものを保留している。まあ、まだその度に消すのが苦なほどの量でもないし。

ちなみに現在常用しているメールアドレスのほうは、最近とみにスパムが増えてきた。

バイキングたち:(コーラス)スパム、スパム、スパーム♪ スパム、スパム……

●最近目に付く、書店での広告。

「『ダ・ヴィンチ・コード』750万部の読者が損をしています」

何のことはない、同じ著者の前作も面白いのに、「ダ・ヴィンチ・コード」を読んだ人のうち750万人はそちらをまだ読んでいない、だから読んでみなさいよ、という広告である。しかし、むしろパッと見、「『ダ・ヴィンチ・コード』なんか買って読む価値ないだろ」と読めてしまうと思うのだが如何。

そもそも、「ダ・ヴィンチ・コード」も、やたら評判は高かったので読んだのだが(確かその前作も含め、数作品をまとめて図書館で借りて読んだ)、確かに順々と謎を解いていくクエスト的面白さはあるものの、合理の権化のようなダ・ヴィンチが、なんで神秘主義の秘密結社の中心メンバーなワケ?など、前提条件でコケてしまう部分が多い。

それならそれで荒唐無稽な読み物で押し通せばいいものを、冒頭でわざわざ、「この小説における芸術作品、建築物、文書、秘密儀式に関する記述は、すべて事実に基づいている」ともっともらしく断っているのが逆にトホホ感を煽る。いや、「基づいている」のと「事実である」とは違うんだ、と言われればそうかもしれないけれど。

肝心のオチも、そりゃキリスト教徒にとっては一大事かもしれないけれど、クリスマスにケーキがあったら嬉しいなレベルの人間には「はあそうですか」としか言いようがない。

おそらく、おどろおどろしく煽っておいて中身の詰めが甘いのは、このダン・ブラウンという人の著作に共通のものらしい。「デセプション・ポイント」という作品では、「宇宙からの隕石に(地球外生物と思われる)化石が含まれていた!」というのが話の核なのだが、その発見からだいぶ経ってから、その生物が海棲であることが判明してまた一騒ぎ、なんて下りがあったように思う。

……いや、あの、そもそも化石として残っている時点で、海洋生物である可能性が一番高いことに、アメリカの古生物学者は誰も気付きませんか? 隕石に化石が含まれてるってんで大騒ぎしてますが、隕石として降って来て表面は溶けていたとしても、内部に化石が残っているほど巨大で変質していないのなら、アメリカの地質学者はその時点でどういう堆積岩か判ってないんですか?

いや、まあ、インディ・ジョーンズ風に楽しめるならそれでもいいんだけど。

●かみさんが鎌倉に買い物に行くというので「男梅キャンディ」を頼む。一言で言えば「小梅ちゃんのハード版」。最近のお気に入り。

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あーなんだー。

●仕事の打ち合わせで神保町。

……なのはいいとして、我が家からその神保町の事務所に行くには横須賀線で東京駅まで出て、東西線で九段下というのが最も素直かつ行きやすい道筋なのだが、横須賀線内でウトウトし、寝惚けアタマで、なぜか品川で降りてしまう。

しばらく、「えーと。ココからオレはドコにどう行けば?」などと立ち尽くし、結局自らの迂闊を恥じながらまた横須賀線に乗って東京。おかげで打ち合わせに5分ほど遅刻。考えてみれば品川から京急→都営地下鉄で神保町の手もあったなと後から思ったが、駅数が多いので時間的には遠回りかもしれない。

去年の後半もそうだったのだが、数ヶ月間、平日はほぼ神保町に“出勤”することになりそう。まあ、今のご時勢、そうして仕事が入るだけ有難い。

●打ち合わせを終えて帰り、水道橋のオリオンモデルズに寄る。近々閉店する旨、数日前にネット上で見て知ったばかり。せっかく神保町に通うことになったので、秋葉原YS、すずらん通りの地球堂、水道橋のオリオンと、近場で模型屋に寄り放題だと思っていたが残念(いや、去年の経験で言うと連日終電近かったので寄り放題は無理か)。仲田さんとしばらく話す。フリウルのB1bis履帯を閉店セール価格で購入。

●前記、途中下車した品川駅構内の本屋で、マンガ「聖☆おにいさん」(中村光)第3巻を購入。最近そこここで評判で、娘も読みたがっていたのだが、昼に買い物に出掛けたかみさんが1、2巻を買い、その際に買いそびれていた3巻を依頼されていたため。ひたすらヌルいが読むとニヤリとしてしまう。

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ベスポシャドヌイ。

●今朝方の夢。静岡のホビーショーのような、模型の強化合宿(なんだそりゃ?)のようなところに参加しており、そこに私はSUの完成品を持ち込んでいたのだが、青○氏が「これは戦後のチェコ型にも戦中型にもなってないよ!」といきなり激怒し壁に叩きつけるという暴挙に出る。つられては○ちん氏も怒りだして、もう何が何やら。

なお、現実の青○氏の名誉のために言っておくと、氏はそんなことをするタイプではない。とはいえ、人間、歳を取ると怒りっぽくなるというし、そもそも私に対して氏は基本的に容赦が無いので将来のことは判らぬ。

●そもそも先日も夢話を書いたとき、「1、2時間で起きてしまった」ことに触れたが、どうも最近、睡眠が小刻みになってしまった。どんなに夜更かしをしても朝目覚めるというのは、時間にルーズな私にしてみればそこそこ便利な新機能だが、メシを食うたびに猛烈に眠くなるのはいただけない。

●前項でR35の下に抜け毛が散っているように見えるのは、裏紙に鉛筆書きで、息子に対して中国史を図示レクチャーした名残り。中間試験対策だったのだが、今日聞いたら私のヤマはどうもすべて外れたようだ。スマヌ。

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Vanatorul de care再び。(7)

200905261538000b いろいろ細々とくっつき始める。左右の工具箱はキットのパーツが芯だが、伸ばしてみたり削ってみたり目分量で試行錯誤。車体後半のフェンダー留め具は例によってon the mark modelsだが、長すぎの上に幅不足。とはいえここで使わないと一生使い道もなさそうなので、切り詰めただけで使用。

手前の小工具箱の下からはホーン(と前照灯?)に向けての電源コードを一度は工作しかけたのだが、改めて実車写真を見ると、生きて活動している車輌にも関わらず、明らかにそのコードがない車輌がある。生産ロットによって、コードを車体横から取り回しているタイプと、直下から引き出しているタイプがあったのだろうか? 謎。

というわけで改めてルーマニア軍のR35の写真を見ると、どうも「コード無し」タイプのようだったので、工具箱前面下に掘った溝を埋めなおす。んが。

ところで、TRACKSTORYのR35本が発掘できない。資料っていうのはこんな時のために買ってるんじゃないのかーっ!>オレ。資料持ちの資料知らず。

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桜田さんち(2)

といっても、小姑じみた生きている西洋人形が住んでいるところではなく。

S_familia02 夕食後、息子とペーパークラフトの続き。「で、それは作っていくら貰えるの?」と娘。確かに仕事で作っていたこともあるわけだが、「これは仕事じゃなくて道楽で作ってるんだ」と答えると、やれやれといった顔をする。キサマ高尚な趣味の世界に……以下小一時間(ただし心の中で)。

初回に手を付けたタケノコは約2倍に成長。芯があるわけでなく一段一段接いで行くので、どうも微妙に歪んでいるような。いやもちろん、明らかに歪んでいるのだが、そこをとやかく言ってはペーパークラフトは完成しない。

おそらくここは「聖母マリアの塔」と呼ばれる部分で、教会の中で2番目に高い塔。実物のサグラダ・ファミリアではまだ建っていない。ちなみに、実物のサグラダ・ファミリアは、ごく最近になって、120年以上建築許可を取らないままで作られていたことが判明したそうだ。無認可建築の世界遺産。

息子の「ラグナロク」は、メイン胴体部分が形になってきた。意外にやりおるのぅ。

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Vanatorul de care再び。(6)

200905220308000 履帯を繋ぎ終わったので足回りに巻いて、全体を仮組みしてみる。戦闘室側面が平らで裾広がりになりすぎているのが気になりだして、ちょっと削る。とはいっても、本格的に直すとなると、また盛ったり削ったりの繰り返しになるので、心持ち程度。

そもそもコレを作り始めた時のポリシーは「新キットが出る前に、テキトーに」だったので、特に初めは何もせずにキットの部品を付けていたりする。そんなわけで、「ここは手を入れておくか」と「アッチはいじっていないのに、今さらコッチだけ直しても……」の間を行ったり来たり。一貫しないモデリング。

200905230033000 その後操縦席のスリットも入れ(左側は3回もやり直す羽目に!)、そうすると操縦席左右の削りこみが不足気味な気もしてきたが、そこはすっぱりと諦め、側面にアイボルトを作って植えて、ついに戦闘室上部を車体に接着(もう削り直さないぞ~の決意を込めて)。

これでようやく上部の細々した工作に移れる。やれやれ。

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暑かった。

●仕事で外出。横須賀線の先頭車両に「開通120周年」のプレートだかステッカーだかが飾られていた。「周年」ってことは、今年のアタマから飾られていたのに今まで気付かなかったのか? 迂闊か? 迂闊なのか?

……と思って調べたら、6月16日が開業日なので、先月あたりからボチボチ付け始めているらしい。セーフ。

ちなみに「逗子駅」が出来たのもこの時のことで、当時このあたりは「田越村」だったのだが、当時の村長が駅名を「逗子」とし(田越村の前身である7カ村のうちのひとつ)、それで後に市名も逗子になった由。豆知識。

さらに言えば、この村長氏は、我が家の近所に、三浦半島を南下する浦賀道初のトンネルを掘る発起人になった人でもある。そのトンネルは、以前TVで「本当に怖い日本の心霊スポット100」のうちの第5位になっていた。地元民にすればただのトンネルだがなあ。豆知識2。

●パンデミック関連。都内はマスクをしている人を散見。とはいえ、花粉症のピークにはもっとマスクの人が多いような気もするので、「本当にどこでも売り切れるほどみんなマスクを買ってるのか?」という感じ。

中学生の甥っ子はこの時期に京都・奈良に修学旅行。この期に及んで関西方面がどうのこうのということはないが、それ以前に、「集団で長距離を行ったり来たりするのはどうなのよ?」とは思う。ちなみに挙行の最大理由は「せっかくお金を振り込んで、今キャンセルしても戻ってこない」からである由。いいのかそんなことで。

●かさぱのす氏に、かの“あんどれあす”氏が「シュトゥルミを1両1両追いかけたアホみたいなリサーチの集大成みたいな本」を出していることを教わる。サイトのトップページにさりげなく表紙を掲げているのに今まで気付かなかった。先日改訂した「フィンランドのシュトゥルミ仕様まとめ」は、すでに役立たずの予感。

なお、こちらはグラマンガネット氏に教わったが、次の「世界の傑作機」のお題は「I-16」である由。同じく「河馬之巣」考証メモページの「ポリカルポフI-16のサブタイプメモ」もこれで遺物に?

いやまあ、新資料が出るのは嬉しいわけですが。

●ルノーR35の右側履帯、ようやく繋ぎ終わる。左と同じ枚数を繋いだら長すぎ、1リンク分詰めたら若干きつめに。なぜ?

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Vanatorul de care再び。(5)

200905192327000 相変わらず仕事は遅れ気味で、掛かってきた電話に名乗りも名乗らせもしないうちに「お待たせしてますっ」と、「蕎麦屋の只今」みたいな返答をしたり。とはいえ何とか一段落ついたので、ちょっとだけR35の作業続行。

可動履帯に切り替えたおかげでフェンダーを接着できたので、合わせ目を消して金具を付ける。金具は今はもうない(たぶん)、ON THE MARK MODELSのR35/H35用エッチングから(手前に転がっているヤツ)。ABERあたりでもR35用は出ていないと思う(たぶん)ので貴重ではあるのだが、このフェンダー金具はかなり切り詰める必要があった。ワイヤー取付具なども座金がかなりオーバースケールで、結局、使いようのないパーツも多そう。

ごーりごーりと削りなおした戦闘室前面は、ヒケは均したが、左右スリットの筋彫りがまだ。プラだのパテだの瞬着だのの複合素材の層になっているので、うまく筋彫りできるかどうか。ヒケの問題も含めて、こんなことなら前面丸ごと、プラ積層の削り出しか何かに取り替えたほうがよかったかもしれない。

車体前端、向かって右の台座には管制型前照灯が付くのだが、キットのパーツはちょっと情けない感じ。そういえば、タミヤのルノーUE/UE2をUE仕様で組めば前照灯が余るなあと思ったが、すでにUE2として組んでしまった後だった。

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桜田さんち(1)

S_familia01 ホビーショーへホビーショーへと草木もなびく日曜日だが、結局今年も不参加。

息子が今日こそはペーパークラフトを作ろうと言うので、午後はかみさんと娘の胡散臭げな視線を受けつつ、階下で2人揃ってペーパークラフトを作り始める。息子はファイナルファンタジーに登場する飛空挺だか宇宙船だかの「ラグナロク」、私はキヤノン・クリエイティブパークの「サグラダ・ファミリア(聖家族教会)」。教会名より「ガウディのアレ」と言ったほうが通りが良いだろうか?

数時間かけて、林立する塔のうちの1本の真ん中へんあたりが出来ただけ。とはいえ、これはパーツ数が多くて面倒、という以上にそれほど往生するものでもなさそうだ。むしろ息子が作っている「ラグナロク」は個人のマニアが作った、いわば「ガレージキット」だということもあり、ものすごく作りづらそう。

ちなみにR35は履帯のゲート跡処理や戦闘室前面の削り直しなど地味な作業中。放り投げちゃったワケじゃないデスヨ?

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We all live...♪

●都内のあるハンバーガー・ショップにて。すぐ近くのテーブルに、新社会人と思しきスーツの一団。店に流れる曲を聴きながら……。

「あ。流れてる曲さー、今、“い~のうえ~…ナントカカントカ”って聞こえた」
「井上~呼ばれてるぞ~」
「ちょっと待てよ……ふんふんふん♪、ほらここ、“い~のうえ~”」
「あー聞こえる聞こえる」
「やべー、もう井上としか聞こえねー」
「空耳に出せるかー?」
「これって有名な曲…じゃなかったっけー。確か、カントリーの……」

……諸君。それはビートルズの「イエローサブマリン」という曲なのだよ。

オジサンはちょっとさびしい。

●土日は静岡ホビーショー一般公開だが、今年も結局行けず。タミヤは陸物でマチルダとシトロエン“トラクシオン・アヴァン”を発表。とはいっても、ぞれぞれ事前に情報は出ていたもの。個人的にはどちらも“アタリ”なアイテム(特にシトロエンは)だけどね……。

一般公開日になってから発表の隠し玉とかないのかしらん……。ドラゴンはどうかな。

行かれる皆さんは、くれぐれもインフルエンザなど貰い受けないようお気を付けて。

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青の三号。

Blue3 滞った仕事2本を徹夜で仕上げたのでモーロー。

というわけなので、ストックしてあったヒマネタを1本。実在した「あずまんが大王」ネタ(なつかしひ)。

鎌倉にある某店。店名も謎だが、

  • アンティーク
  • リサイクル
  • 格闘技ビデオ
  • サプリメント

という、その営業品目の取り合わせも激謎。ちなみに、かなりしばしばこの前を通っているが、いまだ営業しているところに行き合わせたことがない。

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Vanatorul de care再び。(4)

R35用右側履帯、ようやく7センチほど繋ぐ。仕事、7センチも進まず。

先日はリンクを貼り忘れたが、スロバキアの田舎の物置に現存している砲塔を写した写真の1枚がコレ。砲塔側面に、“THE EASTERN FRONT”の写真の「白丸・星ヌキ」マークではなく、ストライプ(中隊色の帯?)が確認できるのも貴重だ。

さて、問題の「機銃口?」。仕事で外出中、つらつらと今後の工作を考えていて、ふと、「この砲耳部は丸ごと、BT/T-26系からの移植だったらどうしよう?」と思い至る。つまり、BT/T-26系の円筒形防盾の後ろ側に、すでにこのパーツがあったのかもしれない、と思ったわけである。

どうせ防盾に隠れてしまう部分、移植だろうが新規製作だろうが変わりないと思われそうだが、問題は隅の「機銃口」である。元がBT/T-26系の部品であれば、ここに孔があるのは不思議ではない。しかし、ルーマニアでVabatorul de care R-35を製作する際に、最初から(従来言われているように)同軸機銃搭載を諦めていれば、外側に付ける防盾には孔はないことになる。悩ましい。

と、そこまで考えて、今度は駐退器部分がほとんど出っ張っていないことを思い出す。この上から円筒形防盾をかぶせるなら、この写真くらいの突出なら、円筒の内側にほぼ収まってしまう。実際のBT/T-26のように、ハデにカバーを突き出す必要はなくなる。そこまで考えて、なんとなく一安心。さらに、帰宅してBT/T-26の写真を見てもう一安心。そういえばBT/T-26では機銃用にも照準口があった。というわけで、このパーツはルーマニア製であると確定できた。それなら、防盾にも孔があると考えるのが自然だ。

……考えてばっかりで全然製作記じゃないや。

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仕事も工作も進まないがそれはそれとして。

徹夜明けだったので昨晩は早く寝たのだが、なんだか筋の込み入った、学生時代の友人やらはるとまん氏やら芸能人やら登場人物も豪華な一大巨編の夢を見る。非常に熟睡した感じで目覚めたがまだ暗く、時刻を確認したらほんの1時間かそこらしか眠っていなかった。一瞬、25時間寝たのかと思ってしまった。

ちなみに私の部屋に置時計・掛時計はなく、時刻の確認は携帯電話かパソコンの画面が頼りのため、携帯を枕元に置いていない場合には一度起き出す必要がある。その時私は、「わざわざ起きなくても、III突の仕様変更を比較すれば時間の経過はわかるよな……」というとっても意味不明なナイスアイデアを思いついたのだが、なんだそれは。先日フィンランド軍III突の考証記事を改訂した後遺症と思われる。

当然すぐにまた眠くなって寝直し、今度は我が家の犬がマンションの10階からダイビングする夢を見る。起きてからバカな行為は慎むよう犬に説教。

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Vanatorul de care再び。(3)

昨日の散歩の折、息子から「煩悩が108なのは4×9+8×9(しくはっく)だから」という豆知識を教えてもらい、そういえばどこかでそんなことを読んだ覚えがあるような、と思ったのだが、考えてみれば「しくはっく」は「四苦八苦」であって「四九八九」じゃないよな、と今になって思い至る。まあ、坊さんの言いそうなダジャレではある。というわけで締切に四苦八苦。

200905112249000 ルノーR35はもう片側の履帯を繋いでおらず、上部前面のヒケも未修正だが、そこでいつまでもブーたれていてもしょうがないので防盾のディテール工作。片側に照準口、片側に同軸機銃口と思しき孔を開ける。枠線はこの後でリベットをつけるつもりだからで、私の解釈では四隅と、向かって右にだけ真ん中やや下にもう1箇所。

Vanatorul de care R-35は先日も書いたようにほとんどディテール詳細の判らないヤツで、実戦仕様と確定できる写真は、長らく“THE EASTERN FRONT”p91にある1枚しかなかった。それが、最近、チェコの「昔の写真および昔のモノの写真発掘サイト」(とでも言えばいいのか?)で、同一車輌のような、違うような、けれどもとにかく逆方向からの写真が登場。さらに、なんとスロバキアの田舎の物置に、赤錆びた砲塔の実物が転がっているのが判明したのである。

とはいえ、新しく出てきた写真も防盾ディテールがはっきり判るほどのクローズアップではなく、実物の砲塔も、なんとも惜しいことに防盾自体は失われている。ただ、防盾の土台の部分はあって、それで照準口と、機銃口と思しき孔の位置の見当は付いた。

従来、Vanatorul de care R-35は、砲塔の小ささもあって副武装なんて無いと考えられており、照準口以外に孔があること自体が新事実。“THE EASTERN FRONT”でもこの位置は少し黒いが、孔だか突起だかゴミだが判らないレベルである。しかしこの孔はBT/T-26の機銃口とほぼ同じ位置で、しかも砲塔の容積と位置から言って、ここに観察装置やピストルポートはまず無理。砲架にくっついている機銃なら何とか、という具合で、やはり同軸機銃口と考えるのが一番可能性が高い。ただし“THE EASTERN FRONT”の写真を見ても、防盾から何か飛び出しているようには見えないので、開けてはみたものの窮屈で未装備、ということもあるかもしれない(もちろん、乗員が外して持っていったのかもしれないが)。

防盾を土台に固定するのに必要であろうリベット(かボルト)は、現存砲塔の土台部の画像をじーーっと見つめて、ピンだかボルトだかが折れたように見える個所から推定。駐退器カバー部は、現存砲塔の土台部の写真が出てくる前に作っていたもので、どうもこんな形じゃないような気もしてきたのだが、さりとて、ではどんな形?というイメージも浮かばないのでそのままにしている。

というわけで、長々と書いたものの、要するにこのディテールは心眼で読み取って作っているので、誰も信用しないように(笑)。

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斜め横断専用。

最近の天気のいい休日の定番。息子と鎌倉散策に出掛ける。本日の目標は海蔵寺。寺の裏手の深いやぐら(崖に掘られた横穴)の床面に、4×4の意味不明の穴が並んだ「十六井戸」が(少しだけ)有名。

北鎌倉まで電車に乗り、亀ヶ谷坂切通しを抜けて歩くコースを取るが、その前に、切通しへの入り口の長寿禅寺が「特別拝観」だとかで開いていたので、まずそちらに立ち寄る。一面の苔の生えた庭が美しく、奥の部屋でお茶を頂く。境内には足利尊氏の墓がある(といっても、遺髪だけ持ってきて祀ったものである由)。その後予定通り海蔵寺へ回って鎌倉駅前に出る。

Naname 鎌倉市役所前の歩行者用信号は「斜め横断専用」と書かれている。先日も息子と散策に出て通り掛りに、それに気付く。息子、ボソッと一言。

「斜め横断専用…ザク?」

その後しばし斜め横断専用ザクの脚部の構造につき議論。どういう親子だ。それにしても、これって、真っ直ぐ渡っちゃダメですか?

本来、この週末に仕上げるべき仕事が溜まっており、今夜から明日にかけてゴチャゴチャの予定。R35進まんなあ。

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枕返し出没。

Office01 来週末に仕事が入り、月曜締切の定期仕事もあるので、結局今年も静岡は諦めムード。

MS wordでhtmlをいじると意味不明なタグがうじゃうじゃと、と初回に書いたが、open officeも同様で、フィンランドの「シュトゥルミ」仕様解説ページを改訂しようといじっていて、試しにエディタで開いてみたらこんなこと(→)に!

しかも内容はただの地の文で、たった2、3行。

「 フィンランドは大戦中、計59輌のIII号突撃砲G型(StuG.40ausf.GもしくはStuG.IIIausf.G)をドイツから供給されている。内訳は、1943年に30輌、1944年に29輌で、43年に供与されたものは、7月6日(10輌)……」

今までアップし直した分もこんなふうになっていそうだが、なんとなく背中がぞわぞわしたのでチェックはやめる。引き出しの奥から1年前の弁当箱が出てきた気分。

結局もう一度web上を探して、画面イメージに近い形でhtmlを書けるエディタを落としてくる。

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さるみあっき。

●休み明けの締切仕事で難渋。

Smokin_dog ●夕方コーヒーを入れに階下に行ったら犬がぎゃうぎゃう。気付けばエサの時間だった。旧「河馬之巣」初登場時には子犬だった別称「村山」もすでに老犬に近づきつつある。ちなみにこの犬の苦手は、

  1. 体の大きい人
  2. 声の大きい人(私は家人なので除外)
  3. 乗り物(酔う)
  4. 青木伸也先生

ハラT青木氏が苦手なのは我が家に来た際にいきなり犬を威嚇したため。なんて奴だ。最近何年か会っていないが、たぶん苦手は克服していないものと思われる。

●R35、車体上部の「盛った削った」をやり直さないと先に進めないので瞬着を盛ろうと思ったら、最近愛用していた汎用瞬着はカラッポ。黒い瞬着パテは固まっていて使えず。もう一本の瞬着も固まっていて使えず。うぐ。

●長らくの謎が解けた!と大騒ぎしたT-70砲塔の件。お馴染みの「あんどれあすさんち」でちゃんと両側面の写真を載せて解説していた。ここが戦場なら即死。

●これを書いていてふと横を見たら、「ココログニュース」として「北欧のカゲキな食の名品たち」とあり、案の定、シュルストレミングとサルミアッキに言及。くさやがダメな私は確かにシュルストレミングにはノックアウトされそうだが、サルミアッキには勝ってるぜっ。ちなみにそのうち、かさぱのす氏に「サルミアッキ味のチュッパチャプス」を押し付けられそうな気配あり。

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Vanatorul de care再び。(2)

200905061859000 カステンのルノーR35用履帯、ようやく片側分だけ組み上がる。説明書の指定では「片側121枚が標準」とあるが、誘導輪位置を変えたので数枚余計に必要だった。ピン頭の穴を表現するためか、ピン部品が横ゲート形式なこともあって(しかもよく見えないので)、差し込む際に余計な力が掛かって飛ばして紛失すること数度。全部組み上がるまでにピンが不足しないかとても不安(泣)。

ついでに足回りの修正個所についてメモ。

  • 誘導輪位置を後ろに振って、ついでに上下位置も微調整(したような気がする)。仕様に合わせて誘導輪を「穴ふさぎタイプ」に。
  • 上部転輪位置を微調整。
  • 第一転輪のラバースプリングだけ妙に細かったのでプラバンを巻いて太く。
  • 起動輪をカステンのメタルのものに交換。非可動式に入っていたもので、可動式と合わなかったらどうしようとちょっと心配したが、可動式に入っているのも同じパーツだった。スクレーパーを自作。

本当は転輪サス・ボギーの形状自体が変で、実車に比べだいぶ「へちゃむくれ」なのだが、どうも昨今の状況からするとそのうち新キットも出そうだし、あっさり修正は見送り。

なお、当「かばぶ」につき追記。なんだかんだマメに書き込んでいますが、これは「再スタート直後」「GW中」であるためで、そのうち息切れするものと思われます。過度な期待はせず生暖かく見守っていただければ幸いです。

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Vanatorul de care再び。

Vanatorul26 カステンの可動履帯を入手したので、中断したままだったルノーR35のルーマニア改修型、「Vanatorul de care R-35」の製作を再開。

もともと非可動式のストックで履帯を組んでいたのだが、フェンダーを付けないとこの後の車体の細部工作ができず、その場合非可動式だと工作手順がややこしくなるので乗り換え。非可動式の神様ごめんなさい。

実車はルーマニアが輸入・使用していたルノーR35のうち30両を1943~44年にかけてソ連製45mm砲を載せて改装したもの。名前は「R-35戦車駆逐車」の意であるらしい。大戦末期に45mmでどんな戦車を駆逐しろと?

詳しくはココ。ただし生産型と思しき写真は極端に少なく、スコドロのEASTERN FRONTに出ているもののほか、web上で見られる数枚程度。特に防盾ディテールが謎ながら、なんとなくヒントにはなる写真が出てきたのでついつい思いつきで製作開始したもの。あっちゃこっちゃいじっているものの、もともと高くない工作力がブランクと老眼でますます低くなっているので、多分に自己満足の世界ざんす。

足元に転がっているのは排気管と、最初に自作した砲身。ちょっと細身に過ぎた感じだったので、ホットバレルのT-26用のレジン防盾部を切り飛ばしてすげ替えた。さて、フェンダーも付けたし、細部を作るぞ! と思ったら、戦闘室前面のパテ露出部分にヒケが……。いつまでここを盛ったり削ったりしなくちゃならないやら。

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前世紀からの謎、解ける(大げさ)

BRONCO1:35のカルロ・ベローチェは異様に気合いの入ったキットで、小国御用達の私は中国やハンガリーが使っているCV3/35を買ったのだけれど、惜しいことに、ハンガリー軍デカールが入っているにも関わらず、ハンガリー軍仕様にするパーツは入っていなくてがっくし。

ハンガリー仕様は武装が独自で(“A Magyar Királyi Honvédség Fegyverzete”では34/A M 8mm機銃とあるけれども、要するにお馴染みチェコ製のZBであるらしい)、基部も独特の形状をしている。さらに指揮車仕様ということなのか、一部は車長席ハッチが一段高くなって、四角いキューポラになっている。

だいたい、他国で改修された型なんて資料不足と決まっているようなものなのだけれど、なんと!ベオグラードのカレメグダン城に現存しているCV35はこのハンガリー仕様、さらにクビンカにはキューポラ付きのヤツまでが残っている。先日発売されたイタレリのL6に入っている資料冊子にはクビンカ所蔵のL6のwalk around写真が出ているのだが、ちゃっかりその隣に写っていて、「うわー、こっちが見たい」とバチアタリなことを考えたのだった(ちなみに反対側の隣はトルディだし)。

作れないとなると作りたくなるのは悪い癖で(といって、本当に作るかどうかはまた別の話)、2両も現存しているとなれば、今の世の中、web上にたんまり写真が上がっていてよさそうだと思っていろいろ検索してみたのだけれど、今のところ、カレメグダンの数枚以上に成果無し。「ここにアッタヨー」という情報をお持ちの方はぜひ。

そんなついでに行き着いたのがココで、大量の実車写真あり。現用が主ではあるけれど、大戦車輌もあって、ものによっては同一車輌をこれでもかと撮りまくっていて驚異的。BT-5なんて300枚以上……。

先日来「河馬之巣」の旧コンテンツをいじっていて、その考証メモページに「ソ連T-70軽戦車の砲塔形状」というのがあるのだが、右前方の形状がはっきりしないままになっていた。最近発売されたminiartのT-70はなかなかスグレモノのキットなのだが、砲塔の非対称はいまひとつ再現しきれていないようで(実は持っていないので、ちらっと箱の中を見ただけの印象)、それもあってちょっと気になっていたのだが、先のサイトにT-70の写真も130枚も上がっていて、ついに解決。右側面前部の三角形は、左に比べてやはり下辺でも“寸詰まり”になっていたのだった。ちょっとスッキリ。

追記:そういえば、「MAGYAR STEEL」に現存カルロ・ベローチェの写真が出てるんじゃないっけ、と思い至る。が、割と最近買ったばかりのこの資料をどうしても発掘できず、自分の整理能力の極端な低さにワジワジする。んぁー。

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ペーパークラフト!

2009040716590000b 昨年秋以来、どういうわけか仕事でペーパークラフトづいてしまい、先月頭までに都合10作品以上も製作。

ペーパークラフトといえば、もともとは紙の出版物としてヨーロッパを中心にたくさん出ていたけれど、現在はウェブ上で型紙を配信できるので、あちこちの企業やら個人やらがアップしていて、作り手はカラープリンタと用紙があればいくらでも“キット”を手にすることが可能。……と、そんな記事を書くのに作例もやることになって、というのがそもそものきっかけ。

写真はキヤノンのサイト、クリエィティブ・パークで提供しているマッキMC72。モデラーの悪い癖で、張り線はもとの4分の1の細切りにし、コクピット内にフットバーとスロットルを追加、尾翼にはサボイア王家紋章を別途印刷して貼るなど、勝手にちょっとディテールアップしてしまった。……でも、フロート上のラジエーターの模様が縦横違っているのに、組みあがるまで気付かなかったのは迂闊。

先月までの仕事が終わった際、編集者氏から「せっかく買った紙も余っているし、他に作りたいものがあったら、こっちの性能のいいレーザープリンタで印刷しますよ?」と言われ、その言葉に甘えて印刷してもらったサグラダ・ファミリアが手付かずで待機中。息子はファイナルファンタジーVIIIに登場の宇宙船(?)「ラグナロク」を製作予定で、この休みのうちに作り出したいらしい。

我が家には他に、ポーランド、GPM社の「FT-17搭載・装甲列車用トレーラー」や「タトラ装甲トロッコ」などのキットのストックもあり。ただしこの辺は縮小して1:35でプラで作りたいような。

上記キヤノン以外に、結構気合いの入ったものやら、「なんだこりゃあ」なアイテムが上がっているサイトを以下に列記。皆さんもいかが?

酒井重工業:土工用ローラーなど建機類。

ヤマハ発動機:「超精密」版を1ヶ月のタイムリミットで作り始めたら最後は徹夜続きで泣く羽目に。

エプソン・ナカジマ・レーシング・チーム:所属のNSXだけでなく運搬用トレーラーからピットの様子まで。

カードの兵隊:ペーパークラフト・デザイナーさんのサイト。ミニ各種やメッサーシュミットkr200など。

国立天文台:「かぐや」が新たに取得したデータをもとにした月球儀のペークラがある。

島津製作所:自慢の製品であるらしい、「万能試験機オートグラフAG-X 10kN」のペーパークラフトがある。1/8の可動部まであるスケールモデル……はいいとして、何を試験する機械やら。激謎。

SFペーパークラフト・ギャラリー:個人サイト。タイファイター2種を作ったが、作りやすく入門編に適。ミレニアム・ファルコンは結構出来がよさそう。

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上げてみた。

ocnにホームページ開設の申し込みをして、翌日には必要なデータを貰っていたのを、今頃になってのそのそと久々のFTPの準備をしてみる。と、FTPソフト自体、新PCに入っていなかった。迂闊。

以前も使っていたffftpの新ver.を落としてインストール、接続の設定をしてみたがどの欄に何を書けばいいのかよくわからずてこずる。ocnのFTP手順のページには推奨ソフトに上がってるのに! と思ったら、ちゃんとffftpに準拠した設定法の解説ページもあった。さらに迂闊。

というわけで、練習ついでに現時点である程度整理の終わっている旧コンテンツを上げてみました。新味のない新表紙はこちら。実は閲覧可能な中にも“整理”の手が行き届いていないページが残っていたりするけれど、まあ、現時点で見に来ていただいているような方々には「かば◎のやることだし、しょうがないだろう」と思っていただけると(無理矢理に)判断。

とりあえずは、リンクページと、若干アップデートした「小国陸軍キットリスト」、考証記事等を復活。モデリングや資料に関するリンクは先日も書いたように旧ページはだいぶ切れていたので、かなり入れ替え。「お友達リンク」は、URLが変わっているところが多かったが、とりあえずページの所在が判明して現在もそこそこ更新されているところはそのまま残した。訪問してみて、リンクが切れていても「河馬之巣」の紹介を残して下さっていたりすると、もう有難いやら申し訳ないやら。

ブログにもコメントは書き込めるので、teacupの掲示板を残す意味があるのかどうかしばらく考えたが、あちらは外から画像も貼れるので、とりあえず残すことにする。それにしても、しばしば「jword」を無理矢理インストールしようとするのは最近のteacupの大きな欠点だ(と思う)。ポップアップをブロックしていれば大丈夫だけれど。

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いろいろトラブる。

なんだか思いがけず、多くの皆さんから開設お祝いのコメントを頂いてしまいました。心より御礼申し上げます。と言って、相変わらずヌル~くやっているわけですが。

●29日午後、息子に誘われて、息子の高校の吹奏楽部の演奏会に行く。学校でチケットを売り付けられた由。それなりのコンサートも開かれる立派な会場だが、開演ギリギリに行ったらほぼ満席状態で、前列から2番目に座ることに。しかも前列にアフロ!

●同日夕、従妹の結婚式で親族が集まるというので実家に呼ばれており、島唄を唄って暴飲暴食。三線は持っているけれど弾けず、レパートリーも4、5曲しかないが、島の生まれじゃないのに歌えるのはエライと言われる。褒められているんだか珍獣扱いされているんだか判らないけれども、とりあえず盛り上げ要員にはなった……はず。一夜明けて30日夕は某誌編集会議で、終わって中華料理店に流れて再び暴飲暴食。腹が腹が腹が。あうあう。

●旧「河馬之巣」コンテンツ整理作業続行中。open officeでのhtmlいじりがよくわからず、たとえば「ハイパーリンクを消す」という単純なことさえやり方がわからずにいたりするので難渋。

●ocnのメールアドレスを先日メーラーに登録したのだが、受信はできるのに送信できないことが判明。設定のどこかを間違えているらしいのだが未だ解決できず。

●カステンのルノーR35用可動履帯を購入。もともと非可動履帯のストックを本体キットと一緒に成仏させようと組み始めたのに、塗装と組立の並行作業の手間にげんなりして日和りました。どうせ私は根性無しです(泣)。

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