TACAM沼(T-60編の2)

●並行工作のTACAMの2輌。

あっちいじったりこっちいじったりで、行ったり来たり。これって、結局どれも完成しなくなるパターンだよなあ、などと思いつつも、「まあ、道楽なんだから好きにやってていいよね」と自分を強引に納得させてみたり。

というわけで、題名も被っているので判りにくいですが、TACAMの工作、T-60のほう(「TACAM沼」)の続き。

●前回、

これはちょっと、一度立ち止まってじっくり考証(というよりは確実な資料が少ないので想像?)してみる必要を痛感。……というわけで、TACAM T-60についてはここで「一回休み」。

と書いたのだが、とはいっても、結局「わからんもんはわからん」ので、判っている範囲で工作を進めることにする。

もちろん、悩んで長らく立ち止まっている間に、何かあっと驚く新資料が出てくる、なんてこともあるのだが、それよりも「そのままお蔵入り」の可能性のほうが大きいので。

●前回書いたように、新造の上部戦闘室装甲板に囲われた(≒隠された)、もともとの車体上面の改装状態に関しては、「グランドパワー」2006年6月号、p128、p129の写真が、今のところ最も頼りになる。

これに従って、車体上面部分を作り変えることにする。

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1枚目写真が、キットの車体上面の解釈。前回記事に載せた写真の再掲。

もともとの車体上面水平部をほぼ全部取り払ったうえで、中央部分、前後方向に割と幅広の天井を新設。主砲の砲架はその上に載るという構造。開口部前縁にも、元の天井板の名残りなのか新設なのか、少しの幅ながら水平部がある。なお、この写真では付けていないが、キットでは右側のエンジン上部の開口部はメッシュで塞ぐ指定。

が、前述の写真では前後方向にこんな幅広の天井はない。というわけで、その写真を頼りに、かつ想像もプラスして作り替えた現状が2枚目写真。

●方向も変えたり、寄ったりして撮った写真が以下。

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主な改装点。

▼前述のグランドパワーの写真で判るが、砲を支えるために、車体内部に新たにフレームが設けられている。フレームは車体に溶接されている。前後位置としては、戦闘室上部右側装甲板固定部(キットパーツ Ka50)の後端にほぼ等しい。また、キットの上面パーツと異なり、このフレーム位置まで天井板がある。この天井板と車体前面板の間は溶接されているという解釈とした。なお、この天井板はもう少し何かしら複雑な形をしている可能性もある。

残念ながら、グランドパワーの写真では、車内のフレームの下端がどう処理されているかは写っていない。フレームをそのまま下ろすと転輪トーションバー基部と干渉するが、トーションバーの交換整備などの都合上、基部にくっつけたりはしないんじゃないかな、と思ったので、適当な位置で途切れている解釈にした。

実際には、砲架の真下にも新たに補強用の柱が立っていたりする可能性もありそうだが、これは写真では砲尾に隠れてよく確認できない。

▼キットパーツでは前後方向に結構幅広な天井があるが、これはどうやらなさそうなので除去。ただし、前後方向に梁がある。これは元の戦車型でも、砲塔が載る部分の天井板を支えるためにあったもの(のはず)。

どういう形状だったのかは今一つよく判らないが(丹念にネットや資料を漁って、T-60の車内写真など集めれば判りそうだが)、前述のグランドパワーの写真では上面中心部に筋が見えるので、L字材を中央で背中合わせに貼り合わせた形状とした(どっちが背中だよ!)。

先述の補強フレームとはどういう接続関係になっているのかはよく判らないが、とりあえず、そのまま補強フレームを貫通していることにした(模型のパーツとしてはフレームに接する部分で断ち切っているだけだが)。

▼ラジエータ上部の小さな天井ブロックは、元の戦車型T-60からそのまま引き継いでいる部分。

ただし、ラジエーターキャップに対応した長円形蓋は、前述グランドパワーの写真ではしっかり付いているのが確認できるが、キットのTACAM用天井パーツではなぜか取り払われてそのまま開口しているという解釈。

キットに不要部品として入っている戦車型の天井パーツでは蓋のモールドがあるが、車体中央側前後方向にリブがあって邪魔なので、プラバンで新造して蓋のモールドのみ削り取って移植した。ただし、「車体中央側前後方向のリブ」は、もしかしたらTACAMにもあるかも。

▼車体内部左後方の踏み台?上げ底床?(キットパーツ Ka10)と砲手用?の折り畳み椅子(Ka19)は、角度的に前述の写真では確認できない。上面板の解釈から類推すると、miniartの勝手な想像である可能性も高そう。しかし積極的に存在を否定する材料もないし、付けなければ付けないで、「じゃあこのスペースをどうすんだ」的問題が出てくるので、そのままとした。ヌルい。

▼現時点では、キットのバーツの通り、ラジエーター左側で壁が(もともとの)天井板位置まで伸びているのだが(4枚目写真、黄色マル部分)、前述のグランドパワーの写真では、そのような突出は認められない。

またこの「壁」のラジエーター側で、ラジエーター上部にぽっかり空間が開いてしまっているのだが、ホントにそれでええんかいな、という感じ。いや、戦車型ではどうなってるんだろう。もう一度、ネット上で車内写真を漁り直してみる必要あり。

というような具合で、ゆるゆる作業進行中。

「そもそもこの主砲はどうなってるんだ」方面でもいろいろ問題があって、悩ましさは尽きず。

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びわ

ちょっと前に書いた、我が家の前に生えているビワの木。

すっかり実が色づいて食べごろになった。

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上写真は先月末(5月30日)で、この頃はまだ「うーん、まだちょっと早い?」くらいの感じ。この頃から毎日1つ2つ食べて、だんだん甘くなっていくのを確かめ、ここ数日は毎日数個ずつ食べている。

ゾウムシに食われていたり、擦れて傷んだりしているものも多く、またそもそも(摘果もしなかったので)かなり小ぶりだが、十分に美味しい。

なお、二枚目写真に写っている数個の実は、傷も食い痕もなく綺麗でとても美味しそうだが、これは木の上の方にあって手が届かなかった。「くっ。きっと酸っぱいに違いない」と、お約束なセリフを吐きそうになったが、数日したら、どこの誰がどう工夫したのか、収穫されて無くなっていた(高枝切りばさみかな?)。

●ほか、ここ半月ほどの身の回りの季節の便り。

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1枚目:時季的には店仕舞い間近のコマルハナバチ。この写真自体5月19日の撮影で、もうここ最近は全然見ないかも。ただ、活動の最盛期であるはずの5月初めあたりでも、以前と比べて目撃頻度が下がっているようで心配。トラマルハナバチもめっきり見掛けなくなった気がする。

2枚目は名称不明の小さなハナバチ(コハナバチだかヒメハナバチだか)。3枚目はハキリバチ特有、腹の下に花粉を盛って運ぶムナカタハキリバチ。

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1枚目:名越切通で見かけたアオオサムシ。素早いので、なかなか綺麗に全身を写せない。2枚目は、割とそのへんによくいる……らしいのだが見かける機会は意外に少ないナナフシ(ナナフシモドキ)の幼虫。

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1枚目:先週の台風6号通過後に、我が家の玄関先でお亡くなりになっていたコクワガタ。死骸だが、とりあえず今年初のクワガタ。

2枚目:ハナカミキリ? カミキリモドキ? この体型のコウチュウは、素人ではなかなか正体にたどり着けなかったりする。(6/11追記。どうやら、割とよく見るアオカミキリモドキの、「たまたま体色が黒っぽいバージョン」らしい。そんなに色の変異幅が大きい虫だったのか?)

3枚目は浄明寺の谷戸で撮ったカワトンボ。カワトンボの普通種としては、ニホンカワトンボとアサヒナカワトンボというそっくりさん2種がいて、素人目にはほとんど区別がつかないのだが、神奈川県立「生命の星・地球博物館」サイトで閲覧できる神奈川県立博物館研究報告(自然科学)第39号掲載の神奈川県を中心としたカワトンボ属の分布」(苅部治紀・守屋博文・林文男)によれば、柏尾川からこちら、三浦半島に分布しているのはアサヒナカワトンボであるとのこと。

一応、わずかながら外形的差異もあるとのことで、そのへん、比較表がこのページにも載っていたりするが、少なくとも、生きてその辺を飛んでいるものを見て「あ、〇〇だ」と判別するのは無理そう。

それはそれとして、ピント合わせ等はスマホの自動にまるっきりお任せだが、たまたま具合よく行くと、カワトンボの翅脈や脚のトゲ(毛?)の一本一本まで綺麗に写る。今のスマホってスゲーな、と思う(格安なアンドロイド機なのに!)。

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花の類も少しだけ。1枚目、イワタバコ。今年はうかうかしている間に、盛りを見逃してしまった。写真は5月末(31日)、なんとか咲き残っていたものを撮った。

2枚目はハンゲショウ(半夏生)この辺りでは、なぜか浄明寺の報国寺~旧華頂宮邸の谷戸でだけ普通に生えているのを見る(探せば他でも生えているのだと思うが)。花は地味だが、花の近くの葉が白く変わって目立つ。上のカミキリモドキ?がいたのもハンゲショウの葉の上。

●5月末、この辺一帯の海に赤潮発生。5月29日時点の、小坪漁港の様子が以下。

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この赤潮の原因プランクトンが夜光虫だったらしく、夜になると波打ち際が光って綺麗だというので、江の島あたりの海岸は結構混雑したらしい。

というわけで、私もこの写真を撮った次の日の晩に小坪漁港まで散歩してみたのだが、これっぽっちも光っていなかった。あれ?1日違いで赤潮収まっちゃった?

●先日タマリンドジュースを飲んで以来、

「刈って束ねて穫り入れて 車に載せよ タマリンド」

という、なんだか頭の悪そうな文句が頭の中を時折ぐるぐるしている。

元ネタはシェイクスピアの「お気に召すまま」で、道化(タッチストーン)が言う、主人公(ヒロイン)を讃える詩をもじって茶化すセリフ……だったはず(当然、最後の一句はタマリンドではなく、ヒロインの名前であるロザリンド)。

「お気に召すまま」は、なんとかボンヤリと大筋は覚えているけれど、こんなふうに、「どうでもいい一句だけ覚えていて、肝心なところはもう、まるっと忘れちゃっている」ものも多い。ぢぢいだなー。

もっともこれについては、実は「本当にそんなセリフがあったっけ」と、結構自分ではあやふや。載っているとすれば、福田恒存訳(新潮文庫)だと思うのだが、何しろ読んだのはン十年も前の話だし(その後に出た白水社の小田島雄志訳の可能性も微レ存)。確かめたかったが、逗子市立図書館には新潮文庫版は置いていなかった。

ちなみに昔NHKでやった、BBCのテレビドラマ版シェイクスピア劇場の「お気に召すまま」(ヘレン・ミレン主演)もとてもよかったような記憶がある。

●模型が趣味、とはいっても、塗装に関してはおざなりな私だが、それでも、細部塗装やウェザリングで細筆はよく使う。

が、この細筆というのは、意外に高い。

フィギュアなどを塗ることはないので、それほど高品質な面相筆などは使わないにしても、細かい隙間に突っ込んでグチャグチャやったりしていると筆先を傷めることも多く、地味にコストパフォーマンスが悪い。

むしろ低品質でいいから、使い捨てにできるくらいの安い細筆はないのかね?

と思っていたら、こんなものを見つけた。

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ダイソーの「ミニネイルアートブラシ」。長さは穂先まで含めて8.5cmくらい。8本入りで100円だから、実際に使い捨て感覚で使っても惜しくない。

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35(t)/R-2 パーツチェック

Img20260517221912 ●TACAM R-2の製作からちょっと寄り道して、LT vz.35系のパーツチェックなど。

御存じのドイツ軍呼称、Pz.Kpfw.35(t)だが、チェコスロバキアにおける本来の制式名称がLT vz.35で、LTはLehký tank(軽戦車)の頭文字、vz.はvzor(式・年式)で、ポーランドのwz.34装甲車のwz.=wzórと同じ。さすが同系統の言葉。

転輪が沢山あって一見大きな戦車に見えるが、形式名の通り実際は軽戦車そのもの。前後には長いがシャーシ幅はI号戦車より狭い。私も最初に1:35のキットを入手した時には、「わ、小さっ!」と思った。

LT vz.35系のキットは、インジェクションのフルキットがCMK/Special ARMOUR、アカデミー、ブロンコの3社から出ている。

CMKからは、基本形となる戦車型のほか、指揮戦車型、砲塔を撤去した牽引車型、TACAM R-2、T-11(ブルガリア向け輸出型、LT vz.35との違いである主砲と砲塔前面はレジンパーツで付属)を発売。幾種かはアップデートパーツ付きの豪華版も出ている。最初の戦車型キットの発売は1996年(scalematesによる。以下同)。うわ。もう30年も前かー。

OEMでタミヤからも一時発売されたほか、scalematesの記事が確かなら、一時レベルから発売されていたものも中身はCMKらしい(アカデミーのものかと思った)。現在は数種がspedial ARMOURブランドで出ているらしい。

アカデミーは戦車型と指揮戦車型を発売。戦車型はエアフィックスからもOEM販売されている。戦車型の発売は2013年。

ブロンコからは、戦車型と砲塔無しの牽引車型、指揮戦車型、東欧小国軍仕様(LT vz.35/R-2)が出ている。戦車型の発売は2014年。なぜか最初の戦車型はBRONCOとSKP modelの「連名」表記で発売されていて、SKP modelの箱でも販売されていたらしい。どういう経緯でそんな格好になったのかは不明。共同開発? なお、その後のバリエーションキットはブロンコのみのブランド表記になっている。

ブロンコの「東欧小国軍仕様」はルーマニア向け輸出仕様であるR-2専用のパーツ(砲塔など)が追加されているほか(元の砲塔もそのまま入っている)、スロバキア軍、ルーマニア軍、ブルガリア軍、ハンガリー軍のデカールをセット。ブルガリア軍車輛はドイツ経由で受け取った中古35(t)で、ブルガリア独自仕様(元はアフガニスタン向け)のT-11用のパーツは入っていない。ハンガリー軍は正規にLT vz.35は輸入したり供与されたりはしていないはずなので、スロバキア建国時の紛争で鹵獲したものか。

私はCMKの戦車型とTACAM R-2、ブロンコの東欧小国軍仕様を持っている。アカデミーのキットは持っていないので何もコメントできない(みやまえさんが作ってサス可動にしていた)。

Img20260517234522 ほか、私が持っているアフターパーツが右。

  • パッションモデルズのインジェクションの転輪・上部転輪セット。
  • 同じくパッションモデルズの別売砲身。これは真鍮挽物の砲身と、レジンの駐退機部分のセット。
  • 同じくパッションモデルズのZB37機銃の銃身・スリーブのセット。
  • RBモデルの別売砲身。こちらは砲身・マズルブレーキ(消炎器?)のみで、駐退機は入っていない。

このほかにモデルカステンの可動履帯も1セット持っているのだが、棚の奥にあってすぐには出てこない。

●いくつかの気になりポイントの比較など。

▼砲塔

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1枚目写真は右からCMK、ブロンコ(標準型)、ブロンコ(R-2用)。R-2用は砲塔前面も異なるパーツが用意されている。微妙にサイズが違うか、あるいは装甲板の突き合わせが異なっているのではと思われる。

2枚目はCMKとブロンコ(標準型)。実はLT vz.35の実車の各部の組み立てはずいぶんややこしく、リベットとネジがあちこちで細かく使い分けられている。ブロンコのキットは一応、その区別をしているが、CMKは適当。ブロンコはスライド型を割と贅沢に使っていることが、そうした表現に貢献しているが、CMKは当然スライド型など使っていないので、金型の抜きの関係で(金型を基準にして)縦面のリベット/ネジ表現はだいぶ頼りない。

ちなみにブロンコの「東欧小国軍仕様」キットには前述のように標準型砲塔も入っているし、それとは別に、多分イエローサブマリンのパーツばら売りコーナーで「砲塔+D枝」を手に入れてしまったので、我が家にはブロンコの標準型砲塔が2つも余っている。ひとつはCMKのキットを(いつか)組むときに使ったろ……。

3枚目写真はキューポラハッチの両社比較で、CMKのものはブロンコよりだいぶ小さい。2枚目写真と実車の側方からの写真を見比べると判るが、CMKのキューポラは割と縦長な感じで、要するに径と高さのバランスがややおかしいかも。

▼主砲

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1枚目写真はCMKの消炎器。左右分割で、細かく穴のモールドを表現すべく頑張っているが、接合線の処理など面倒臭そうで、さすがに今となっては使いづらい。

2枚目はブロンコ。インジェクションながらスライド型を使い、非常にシャープかつ繊細にモールドされている。これならアフターパーツ要らないな……。

3枚目はパッション。厚いビニール越しなので不鮮明なのは勘弁。4枚目はRB model。ブロンコのパーツの出来が良いので(しかもインジェクション・プラで扱いやすいので)この2つの砲身は何時使うことになるやら。

ちなみに、この主砲(37mm シュコダA-3/ÚV vz. 34戦車砲)の元になった牽引タイプの対戦車砲、KPÚV vz.34の1:35インジェクションキットもSpecial ARMOURから出ていて、それも持っているのだが、その消炎器のパーツは穴が表現されていなくてつんつるてん。前述のパーツばら売りで手に入れて余剰になっているブロンコのパーツから、消炎器を切り取って移植の予定。金属砲身のほうを使わないのは、砲身長が違って砲身自体が使えなくてもったいないため。

▼車載機銃

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1枚目はCMK。機銃本体とカバーが一体モールド。カバーは穴無し(左)と穴有り(右)が選択式だが、いずれもだいぶお粗末な出来。

2枚目はブロンコ。これまたスライド型を使って銃口や機関部も細かく表現。銃本体とカバーは別で、ここには穴有りカバーしか写っていないが、穴無しカバーも別枝で用意され、選択式になっている。なお、穴無しカバーは東欧小国軍仕様のキットで新たにパーツ化されたものらしい。

3枚目はパッション。カバーは穴無し型のみ。下側に小さく見えるのは照準器らしい。

なお、この機銃の銃身の放熱フィンは単純な円盤状ではなく、カバーとの干渉を防ぐ意味か、部分的に削り取られているらしい。パッションは円盤状のようだが、実はブロンコのパーツでは直線部もちゃんと表現している。

▼履帯

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1枚目がCMK、2枚目がブロンコ。CMKは部分連結式。履板の中央に押し出しピン痕を兼ねた丸いモールドがあってちょっとみっともない。ブロンコは一応パチハメ式で可動を想定しているらしいが、ちぎれずにきちんと繋がってくれるかは現時点では不明。モールドは上等。

▼転輪

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1枚目がCMK、2枚目がブロンコ、3枚目がパッション。

確かにCMKの転輪はやや表現がプリミティブではあるものの、「どうしても取り替えたい、取り換えないと見劣りがする」ほどかなあ、という気もする。それよりも、サスペンションをアフターパーツで出してくれた方が有り難かったような。

ちなみにCMKとパッションは、最前部の補助転輪も同じパーツを使えということのようだが、実際には、補助転輪はごく僅かに形状が違う。ブロンコはきちんと別パーツで対応している。

▼サスペンション

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1、2枚目はCMK。3枚目はブロンコ。

CMKはサスアームの表面に押し出しピン痕があるし、リーフスプリングもおざなりな表現。ブロンコはそのあたり、かなり繊細に表現されている。

ただしスプリングは本来、最下部2段に加えて結束バンドが巻かれる部分の段は端部が直角に切り落とし、そうでない段は両端に斜めに切り落としがあるという構成なのだが、ブロンコのパーツは最下部2段以外の全段に切り落としがある表現になっているようだ(よくよく見ないと判らないくらいの違いだが)。

▼面構成

最後はまとめて、CMKの車体の構成でちょっと不満な点。

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CMKの戦闘室前面装甲板は、操縦席上面の装甲板に被さる形状。確かに多くの戦車ではこういう処理だが、LT vz.35の場合はちょっと変で、前面装甲板に上面装甲板が被さる形になるのが正しい。ブロンコのキットではちゃんとそのような処理になっている。

なお、1枚目写真で前面装甲板に丸パッチが貼ってあるのは、TACAM R-2ではどうやら車体機銃は装備されていないらしいため。本来なら周囲のリベット列まで覆う大きさのパッチを付けるべきだが、どうも当時の写真では、周囲のリベット列はそのままのような感じだったので。とはいえ、パッチの輪郭線が見えにくかっただけ、という可能性もあり、今後作り替えるかも。

ついでに。戦闘室前部側面は、操縦席側(右側)だけ視察スリットがあるのだが、CMKではまるっと存在が無視されている。ブロンコでは当然表現されている。

3枚目写真はエンジンルーム後端。CMKのキットでは、装甲板のエッジではなく、本来は1枚板で繋がっている部分にパーツの接合線が横一直線に入ってしまっている。リベット列があるのでそのままでは接合線が埋めづらく、どうやら、後端のリベット列は諦めて、接合線を消してから再生することになりそう。

なお、R-2ではエンジン後面が真っ平らな1枚板になっている車輛もあり、この際そのように作り替えることも考えたのだが、その「1枚板の後面板」が、この台形に出っ張った部分をそのまま切り取った位置でいいのか、もうちょっと後ろなのか、判断が付かなかったので、とりあえず見送り。そういえば、MBI社刊の“ŠKODA LT vz.35”には、R-2の図面も出ていたはずだが、今は山に埋もれて出てこない(ダメダメ)。

▼上部転輪(追記)

写真も撮ってあったのに書き忘れた。

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上部転輪軸の基部は、CMKでは三角形(△)、ブロンコでは逆三角形(▽)と、なぜか反対向き。これは現存実車で確認できる限り、ブロンコの方が正しい。しかし組むとほぼ目立たない部分なので、わざわざ修正する気になれるかは微妙。

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TACAM沼(R-2編の1)

●静岡へ静岡へとモデラーが流れるこの週末だが、私はとんとご無沙汰。

ホビーショーに行かれた方、何か会場発表のビックリ新製品ネタとかあったら教えて下さい。例えばタミヤがチャーフィーだけじゃなくてTACAM T-60を出すとか(TACAM R-2でも可)。

まあほら、タミヤは今までにもIII号戦車N型とか、ルノーUEとか、ルーマニア軍AFVを出してますしね(強弁)。ちなみにルノーR35はシュレティアン式(双眼鏡式)視察装置のパーツが入っていないので惜しくもハズレ。

●いじりだしたTACAM T-60が早々に暗礁に乗り上げてしまったので、遅れて手を付けたTACAM R-2を進めることにする。

実車は前回述べたように、チェコスロバキアのシュコダ社製R-2戦車(LT vz.35、ドイツ軍接収使用名はPz.Kpfw.35(t)のルーマニア向け輸出仕様)の上にオープントップ式にソ連製76.2mm野砲を搭載したもの。主砲は、前型のTACAM T-60がF-22(1936年型)だったのに対し、より新型のZIS-3(1942年型)に代わっている。

ベース車体はR-2と言ったが、実際には、ルーマニアは保有するR-2の損耗を補うためにドイツから略同形の35(t)も受け取っており、TACAM R-2のベースにはそれらも混じっていた可能性がある。

オリジナルのLT vz.35/Pz.Kpfw.35(t)とR-2とは、砲塔形状に違いがある以外に、R-2では車体後部後面板がオリジナルと同じく出っ張っているタイプと平面の1枚板のタイプが混在。またそのいずれのタイプでも、後面板中央に牽引具が追加されているという違いがある。ブカレストの中央軍事博物館に現存するTACAM R-2は、車体後面板がオリジナルと同じ出っ張っているタイプだが、中央に牽引具はなく、かつて何かが付いていた痕跡も認められないため、実は35(t)であった可能性がありそう。

●キットはチェコ、CMK製。その昔、nifty模型フォーラムの模型仲間が「CMKってチェコ模型組合の略だよな」と言っていたが、そんな訳あるかぃ(正しくはCzech Masters Kitであるらしい)。

CMKはチェコ・MPM傘下のレーベルで、大元のMPMは現在は「Special Hobby」に改名。このTACAM R-2も、現在はSpecial Hobbyの陸物キット用ブランド、「Special ARMOUR」から引き続き販売されているようだ。

同社製のPz.Kpfw.35(t)/LT vz.35のバリエーションキットで、Pz.Kpfw.35(t)/LT vz.35は若干の型改修と追加パーツで、一時タミヤからも販売されていたことがある(オリジナルのCMK版を買っていて、タミヤ版は結局買わなかったので、型改修でどこが変わったのかは不明)。

TACAM R-2としては、元キットの砲塔部分のパーツを除去。その代わりに戦闘室上部装甲板周りとZIS-3野砲の2つの新しいプラパーツの枝、および小さなエッチングシートを追加。デカールも専用のものが付属している。

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追加パーツは車体部分と比べてモールドが甘く、樹脂型(簡易インジェクション)っぽい感じ。まあ、元の車体のほうも、面によってはリベットが消えかけていたりして、今の目からするとちょっと見劣りする出来だが。なお、主砲のZIS-3は、どうもイタレリの古いキットのデッドコピーのように見える。

miniartのTACAM T-60は(それが正しいかどうかは別として)車内や砲周りが細かいパーツテンコ盛りで、それもあって箱の中がギッシリだったのに比べて、こちらは車内ががらんどう。他のパーツもだいぶ簡略なので、箱の中はスカスカな感じ。

●さて、もしも本格的にTACAM R-2を極めて作ろうと思うのであれば、このCMKのキットは参考程度とし、ベース車体はより優れた(そして車内表現もある)ブロンコのキットを使い、砲はminiartのZIS-3野砲を持って来るというのが、現在考え得る最上の方策だろう。

が、貧乏性の私としてはそんな「金持っちビルド」(懐かしい表現)は夢見るだけに留め、この「ちょっとポンコツ」感のあるキットを、ある程度のレベルで仕上げることを心掛けたい。だいいち、超絶工作を発揮するほど実車のディテールが明らかになっているわけでもないし、私自身にもそこまでの腕や気力はないし。

実はCMKからは、レジンで「Pz.Kpfw.35(t)/LT vz.35の車内再現パーツ」が出ていて(今でも入手可能かどうかは不明)、CMKの意図としては、「がらんどうなのが気になる人はそれを買って組み込んでチョ」ということなのかもしれないが、都合のいいことに、我が家には車内再現付きのブロンコ製の「LT vz.35/R-2」のキットがある。もともと、戦車型の場合はハッチ全開にしてもほぼ見えない車内再現には惹かれないので、これ幸いとパーツを流用することにする。

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TACAM R-2は実車が1両残っていて、車内写真もそこそこあるが(→prime portal)、この現存実車の車内はほとんどの設備・装備品が失われている。そのため、参考になると言っても限定的。とりあえずは、ブロンコのキットの車内パーツのうち、明らかに戦車型専用と思われる装備(主砲弾薬箱など)以外を取り付けていくことにする。

その前段階の作業として、側面に開いてしまっているサスペンション基部の大穴をパテで埋めるとともに、装甲板を組むためのフレーム表現として、プラペーパーを針でつついてリベット表現を付けたテープを装甲板の隅に貼る。側面装甲板の中段には、フェンダー取付用と思われるリベット列、床面には脱出用の丸ハッチを工作する。

壁面に付く装備類で、現存実車で確かめられるのは、実は右面の3発分の主砲弾薬ラック程度。これはキットに入っているパーツを使って工作。ベージュのパーツはブロンコのもの。床前方の電子回路みたいな配線は、ブロンコのキットの床面モールドを参考にエナメル線で工作した。ブロンコのキットのそれはもっと細かくて本数も多いようだが、どのみち組み上がればほぼ見えないので、手元の材料合わせで本数を減らした。

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TACAM沼

Img20260502172016 ●GW中の模型製作。

確か発売されてさほど経っていない時に買ったminiartの「TACAM T-60」だが、ふと気になってストックの山から掘り出して箱を開けたら、パーツの枝が多すぎて、元通りに収めるのが大変(バリエーション展開が多いうえにパーツ枝をやたら小分けにする“miniartあるある”)。

多少なりと嵩を減らすためにいじり始めてしまった。

とりあえずは(組立説明書の手順でもそうなっているように)車内だけある程度組んでいたのだが、その過程で削り落とすリベットがもったいなく感じたので、流用先としてもう一種類のTACAM、CMK製の「TACAM R-2」のキットも取り出してきて、こちらもなし崩し的にスタート。

さて、このCMKの「TACAM R-2」はオープントップなのに車内がほぼがらんどうで、そのままではどうしようもないので、車内再現があるブロンコの「Skoda LT vz.35/R-2」(Pz.Kpfw.35(t)の東欧小国軍仕様のキット)からパーツを流用することにして、これまた連鎖反応的に開封。

そんなこんなで、連鎖反応的に3つも新たにお手付きにしてしまった。

●実車について。

TACAMは「Tun Anticar pe Afet Mobil」、ルーマニア語の対戦車自走砲の頭文字で、ソ連の強力な戦車群に対抗できる車両を持たなかったルーマニアが、ドイツのマーダーに倣って、手持ちの兵器ででっち上げたもの。

最初、1943年に、ソ連から鹵獲したT-60に、これまたソ連から鹵獲したF-22 76.2mm野砲を搭載した「TACAM T-60」が34両生産され、翌1944年には、後継車両としてR-2(Skoda LT vz.35のルーマニア輸出型)にZIS-3 76.2mm野砲を載せた「TACAM R-2」が20両(ほか試作車1輌)が生産されている。

TACAM T-60は、1944年前半の対ソ戦終盤(防衛戦)に投入され、戦時中の写真も、さほど多くはないが残っている。ただし、残念なことに実車は残っていない。wikipediaの解説はこちら

もう一方のTACAM R-2は、配備早々にルーマニアが連合国軍側に転向、その後のドイツ軍への追撃戦に限定的に使用されたようなのだが、戦時中の写真は極めて少ない。しかし奇跡的にというべきか、こちらは実車が1両現存していて、ブカレストの中央軍事博物館で野外展示されている。wikipediaの解説はこちら。現存実車の写真はwikimedia commonsにもあるが、prime portalにも大量にUPされている。

●まずはminiartのTACAM T-60。

T-60(実車)は生産工場や生産時期の違いでいろいろ仕様の差があるが、TACAM T-60のベース車体もそのバリエーションを反映していて、現存写真を見ても、ディスクタイプの転輪、スポークタイプの転輪、緩衝ゴム内蔵の鋼製リム転輪と、転輪の別で3種が確認できる。

miniartは細かい仕様の別でアホみたいにT-60を出しているのだが、TACAM T-60についても、ディスク転輪のものと鋼製リム転輪のもの、2種発売している。これを含め、miniartのT-60系キットのバリエーションに関しては、scalematesのページを見て頂くのが早い。Product timelineの項を見ると、発売中止になった1種を除くと全12種……。いや、そんなに出して大丈夫なのかminiart。

私の持っているTACAM T-60のキットは、鋼製リム転輪を履いたタイプ(キット番号、35230)。転輪が違う、というだけではなく、車体自体も大幅に溶接が取り入れられた、スターリングラードの第264工場製車体ベースのもの、ということになる。

この鋼製転輪付きのTACAM T-60については、今ほど情報がなかった頃、ルーマニアのとあるミリタリー系のサイトの掲示板で、ルーマニア人と

(ル)「あの転輪はTACAM用にルーマニアで独自開発されたもの」

(私)「いや、あれはスターリングラードの工場製車輛に用いられた、ソ連オリジナルのもののはず」(当時すでに、グランドパワーにこの転輪を履いた、放棄or撃破されたT-60の写真が高田裕久さんの解説付きで出ていた)

と軽く論争になったことがある。結局この時はロシア人が

(ロ)「いや、ルーマニア製って、一時ザロガ先生が言ってただけのことだから」

と割って入ってくれて決着したことがある。たぶん「ザロガ先生が言っていた」は、STEEL MASTERS誌に掲載されたザロガ先生によるTACAMの製作記事が元なのではと思う(私も当該号を持っていたはずで、今回の製作の参考に掘り出しておきたいところだ)。(6/16追記。『STEEL MASTER』誌のTACAM製作記事掲載号、No.27・No.28を無事発見。しかし記事の著者はDidier Kamowski氏という人で、ザロガ先生ではなかった)

それにしても、「ザロガ先生が言ってたことだから」で、世界をまたいで皆が一応納得してしまうところが面白かった。いや、ソ連軍・東欧小国軍AFVの研究におけるザロガ先生の功績が非常に大なことは全く否定しないけれど。

ちなみに私が第二次大戦の小国陸軍車輛にはまった最大の要因も、ザロガ先生の著書、squadron/signalの「BLITZKRIEG」と「THE EASTERN FRONT」にある。

話が脱線した。

miniartでは、この鋼製リム転輪付きの、第264工場製T-60そのもののキットも出していて、車体側面板も、ちゃんと溶接仕様のパーツが入っている。このオリジナルの戦車型の第264工場製T-60については、ミカンセーキさんが素晴らしい製作&考証記事をUPしているので、興味のある方はぜひご一読を。

ミカンセーキさんによると、いわゆる「第264工場製独特」と考えられている各部の特徴には、系列工場からの部品供給の時期の差のようなものがあり、miniartのキット番号35219のような、「独特ポイント全部載せ」みたいな車輛は、実は当時の写真では確認できないのだとか。特にオイシイ特徴と言える「鋼製リム転輪と砲塔八角ハッチの組合せは1両も確認できない」というのが(戦車型を作る際には)結構問題だったりする。

とはいえ、TACAM T-60の場合は。

  • 砲塔ハッチに関しては、砲塔自体が撤去されているので無問題。
  • これまた選択肢がある操縦手ハッチに関しても、TACAMでは溶接で塞がれているので関係なし。
  • トランスミッション点検パネルもキットパーツは3種あるが、当時の鋼製リム転輪のTACAM実車写真で「横ボルト4つ、縦ボルト3つ」タイプ(ミカンセーキさんが横列基準で4-2-4ボルトタイプと表現しているもの)を使っているのが確認でき、キット指定のBc30で問題ない。
  • 車体前面パーツはミッション関連の取付リベット?の無いタイプ(Dc3)が指定されているが、これははっきり確認できる写真がない。

……などなど。

●というわけで、とりあえず車体に関しては、「miniartさんの言う通り」に組み立てておけば間違いないかな、くらいの感じで作業を進める。

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1枚目は車内をある程度組み進めて、とはいえパーツ枝はほとんど減っていなくてぎっしり状態の図。それにしても、「うわ、ちょっと勘弁してよ」と思う極小パーツが平気で付属していて参る。2枚目写真は、エンジン下部のオイルパンのキャップ。取り落としたらその時点で行方不明は必定。なんとか取り付けることができたが、「うん、失くしたらその時点で諦める! どうせエンジンの下側なんて組み上がったら見えない!」と覚悟しながら作業した。

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床面のトーションバーにはカバーパーツ(Cb4)が付くが、4つ付属しているパーツのうち、なぜか半分の2本は、金型の押し出しピン部分が貫通していて「3つ穴」になっていた(私のキットだけ? みんなそう?)。幸い、実際の製作には3本しか使わないし、一本は完全に他パーツに隠れるので、修正作業などはせずに済んだ。

床の中央左端あたりには楔形の溝のモールドがあるが、これは戦車型の弾薬ラックの取付ダボ穴。側面板を接着してから気付いて埋めたので、ちょっと汚い処理になってしまった。

なお、上写真で床に白いリブが2本走っているのが、これは、(側面板は専用パーツが入っているものの)床パーツが他工場製車輛と共通で鋲接仕様を表現しているため、264工場製では溶接リブがあるものと想定して元のモールドを削り落として作り替えたもの。

実際にはキットのモールドもリブ上にリベットが並んでいるので、単純にリベットを削り落とせばよかったのだが、当初は「単純に一直線の溶接痕があるだけ?」と思ってリブごと削り落としてしまった。余計な手間を掛けてしまった。リブがあるとの解釈は、側面板裏側に倣ったもの。

なお、車体裏面も装甲板接合部分のリベットは不要になるが、そちらは横着して、現時点では前端部の列だけ削り落としてある。

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というわけで現時点での車内。エンジンは塗装の便を考えて接着しておらず、ドライブシャフトや吸気・排気系、バッテリーなども取り付けていない。戦闘室左後部の台座(?)と折り畳みの丸椅子はTACAM独自の仕様としてminiartがパーツ化しているものだが、少なくとも私はTACAM T-60の車内写真など見たことがないので、どれほどの確度があるのか不明。特に強硬に否定するだけの材料もないのでそのまま取り付けただけ。

一応、今後はミカンセーキさんの製作記なども参考に、若干の配線とかも追加するつもり。持つべきものは優れた考証力の模型友。……他力本願過ぎる。

……と、ここまでは(タミヤなどでは有り得ない極小パーツなどに手を焼きつつ、かつよく判らないところは適当にスルーしつつ)のほほんと工作を進めてきたのだが、この後でいきなり大きな壁にぶち当たった。

●車体上面板を取り付けてみる。車内工作が終わっていないので、当然ただの仮組。

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TACAMへの改修にあたり、本来の戦闘室上面板と、戦闘室右側(エンジン上部)にあった大きな通風カバーは撤去され、右側面上部にあった切り欠きは溶接で埋められている。直上に砲が来る操縦手ハッチも溶接で塞がれている。

それはいいとして、上面が撤去された戦闘室には、新たに前後に板を差し渡し、この上に砲が据え付けられている、というのがminiartの解釈。ちなみに右側開口部(エンジン上部)にはメッシュが張られて(エッチングパーツが付属)作業スペース?が確保されているということになっている。うーん、どうなんだろうな、これ。

さらに、これまたある程度組み進めた主砲を載せてみる。

まず、新設の天井板の上にベタで砲架が載せられていることもあり、砲尾(駐退レール後端)が天井板や車体後部に干渉して、仰角にかなりの制限が掛かる(2枚目写真が最大仰角を掛けてみたところ)。対戦車用途だからそんなに仰角は要らないんだよ、と言われればそうなのかもしれないが、それでも何か頼りない気がする。

TACAM T-60は前述のように実車は残っておらず、当時の写真でも、後方から戦闘室を覗けるようなものは多くない。

そんな中で数少ない、貴重なクローズアップが、グランドパワー2006年6月号、p128、p129に出ている。

それを見ると、まず

  • 戦闘室上部を前後にまたぐ(新設の)天井板は存在しない(ただし、エンジン側に寄って、前後に梁が一本ある。確か、昔出ていたAZIMUTのTACAM T-60のコンバージョンキットでもそういう解釈だったような。
  • 一方で、戦闘室前方には狭いながらも横方向に天井板があり、さらにその下はフレームで強化され、その上に砲が載っているらしい。
  • 戦闘室上部、右側装甲板可動部は、外側に開くのではなく、内側に倒れてエンジンルーム上部の開口部をカバーするらしい。それ自体はminiartのキットの解釈でもそうなっているが、その下に、前述のメッシュは存在しない。
  • 細かい話だが、ラジエーターキャップ直上の長円のフタは、キットでは撤去されてそのまま穴が開いている解釈だが、実車ではフタが残っている。
  • もひとつ細かい話だが、エンジンの吸気パイプは、キットのように右前方のエアフィルターに向かって真っすぐ斜めに走っているのではなく、エンジンをまたいでから、右壁に沿って前方に向かっているらしい。
  • 主砲砲架に付けられた小防盾も、キットでは「くの字」に曲げられた単純な長方形だが、実際にはもう少し凝った形状?
  • 砲駐退レール後端は、実はギリギリ、車体後部天井に引っかからないように見える。要するに砲の搭載位置自体が、もうあと僅かに前方であるべき?

……という感じ。

もちろん、撮影対象の車輛がどういう状況だったのかが判らないので、天井板やメッシュは「実際にはあったが撮影時には撤去されていた」と考えることもできなくないが、どうも「最初からない」可能性のほうが大きそうな。

miniartのキットはだいぶそれらしくあれこれ作り込んでいるので、「ふむふむ、なるほど」と言いつつ、おおよそはそれを信用して組み上げるつもりだったが、これはちょっと、一度立ち止まってじっくり考証(というよりは確実な資料が少ないので想像?)してみる必要を痛感。

●というわけで、TACAM T-60についてはここで「一回休み」。

次回は並行して手を付けたTACAM R-2に。

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食い物話

●唐突なヒマネタで食い物話。

●ハンバーガーチェーンのウェンディーズは、サイドメニューのチリ(チリコンカン)が好きという、ほぼその一点で個人的ファーストフード・ランキングの上位に来る。一時、ウェンディーズが日本から撤退して食べられなくなった時は寂しかった。

「むしろチリのほうをメインで食いたい」欲は前々から持っていたが、たまたまネット上でチリコンカンの作り方動画を見て、「欲ゲージ」がリミットを突破。今年に入ってすでに3回、自分で作ってみた。

実際にはネット上のレシピ等を遵守しているわけではなく、適当な我流で作っているのだが、結果「かなり適当に作っても美味しくできる」ことが判明。家族の評価も高い。

というわけで数日前(3回目)の調理時の写真。

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メインの材料は近所のスーパーで安かったカットトマトとミックスビーンズの紙パック(ともに390gとか、その程度)、1パックずつ。玉ねぎ1個。ニンニク大き目1片。まるでパウンドケーキを作るような(材料を1ポンドずつ使うことが名称の由来)大雑把さ。これに挽肉を、今回はたぶん250g程度使った。

ウェンディーズのチリは、もともとパテの余った牛挽肉の有効活用メニューと聞いたことがあるが、我が家では合挽肉を使用。合挽肉で充分美味い。

少量の油で挽肉にみじん切り玉ねぎを炒めたら、トマトと豆を投入。塩気は食塩とコンソメを味見しつつ適量。スパイスは炒める前の油にも輪切りの鷹の爪を少量入れているが、加えてチリパウダー、クミン、胡椒、ガラムマサラ。あとはなぜか我が家にあったケイジャンスパイス(ミックススパイス)を適当に。家族も食べるので辛さは控えめに、自分だけ食べるときにチリペッパーを追加した。あとはシュレッドチーズを載せて頂いた。ウェンディーズでチリを注文すると付いてくる、チリソースも欲しかったなー。

●この春の「季節の野山からの頂き物」は、例年通り、早春のフキノトウに始まって(フキ味噌で頂いた)、ノビル、アケビの芽、イタドリ(収穫して塩漬けだけして料理はまだ)、ツワブキと、おおよそ一通りは採った。

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写真は1枚目から、収穫したノビル(目当ての場所で、今年も結構よく育ったものが採れた)、ノビルの甘酢漬け、ノビルのチヂミ、アケビの芽のタマゴご飯。最後はツワブキ。まだ産毛の生えたままの若い葉を摘んで、茎を佃煮にした。

残念なのは、うかうかしている間にハリギリの芽の収穫時期を逃してしまったことで、今年はハリギリの芽の天ぷらを食べ損ねた。

このほか、早春にニリンソウも少量収穫して茹でて干してあるのだが、これはまだ使っていない。

●5月になると山菜的なものは種類がだいぶ少なくなってしまうが、そろそろキイチゴが実り始める。まだちょっと早いかな?と思っていたのだが、某所でクサイチゴが結構なっているのを見つけ、山歩き途中のおやつに持っていた「ホイップクリームあんぱん」にたっぷり挟んで食べた。

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フルーツ系で言うと、我が家の目の前の斜面に生えているビワの木が、今年は気が狂ったみたいにたくさんの実を付けていて、初夏に熟すのが今から楽しみ。とはいえ、「もうちょっと待ったほうが美味しいのに!」くらいで通りすがりの中学生がもいで行ったり、ゾウムシが齧って穴を開けたりするので、実際にどれだけ食べられるかは不明。

●以前にも書いたが、業務スーパーには他ではあまり見ない輸入物の食品が売られていて、時々衝動買いしてしまう。

ここ最近のネタは、「タマリンド・ジュース」と、ウクライナ産の「動物ビスケット」。

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タマリンドは、「アラビアンナイト」とか「シャーナーメ」とか、なんだかその辺で名前を目にしたことはある気がするが、長らく「謎の果物」だった。最近はジュースではないタマリンドそのものも駅前のスーパー(OKストア)で売られていたりするが、これはいったいどこをどうやって食べるんだ、みたいな怪しい見た目をしている。……と、そんな謎のタマリンドのジュース。ねっとりとしているが、味は見た目に反してあまり珍奇さはない。誰かがネット記事で「干し柿の味」と書いていたが、実際、そんなふうな「日本の田舎っぽい味」と言えるかも。

動物ビスケットは「ウクライナ版たべっ子どうぶつ」みたいな感じだが、たべっ子どうぶつよりも一つ一つがだいぶ大きく、またたべっ子どうぶつのような強いバター風味もなく、とても素朴な(しかし普通に美味しい)ビスケット。ただし中身は、絵柄のラインが薄くて、何の動物か(それ以前に上下も)判らないものが多い。

●しばらく前に、確か東逗子のヨークフーズ(スーパーマーケット)で見たパン売り場のPOP。

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ポーランドAFVマニアの心に刺さる!(ピンポイント過ぎ)

この「7TP」、どうも「ゼブンプレミアム」商品の中の「セブン・ザ・プライス」という一群を意味しているのでは、と推察されるが確証はなし。っていうか、何か説明が添えられていないと「なんじゃそりゃ?」だよね。

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ビッカース6t戦車(19) 完成披露

●先日の横浜AFVの会にも出品した、CAMs(戰甲模型) 1:35、「ビッカース6t戦車(Vickers 6-Ton Light Tank Alt B Commander Version - Republic of China)」の、とりあえずの完成披露。

今改めて遡って調べてみたら、このキットが発売されたのは2017年。scalematesには、この中国軍の指揮戦車仕様の発売年は2018年と書かれているが、当かばぶでは2017年12月にポーランド軍仕様と一緒にキットレビュー記事を書いている。

というわけで、私が購入したのは発売直後、その後からちまちまいじり始め、翌年春には組立を完了して塗装に入ったのだが、塗り分けが面倒になって長らく休止。結局、一応の完成に漕ぎつけるまでに10年近く掛かってしまった。

……まあ、作りかけで10年以上放置しているストックは他にもごろごろあるので、「何をいまさら」ではあるのだが。

●横浜AFVの会に持って行った梱包状態のままだったのを荷ほどきして、改めて各方向から撮影した。

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●不満点、というか、単純にキット選択の問題なのだが、この中国民国陸軍・指揮戦車仕様は(少なくともこの塗装の状態では)何一つマーキングが記入されておらず、そのままではどこで使われた戦車なのかまるで判らない。

一応、キットには小さな青天白日マークのデカールが含まれているが、これが書かれている状態の場合、どうやら迷彩塗装には黒線がないらしく、(個人的に)塗装そのものの魅力に欠ける(また、その状態の実車写真を見たことがないので、さらに手を出しづらい)。

実は砲塔後ろに無線機用のバッスルが付いていない通常型の場合は、砲塔左側面に「虎」と書かれていて、いきなり東洋感マシマシで格好いい(当然ながら、通常型のキットにはそのデカールも含まれている)。あとからそれに気づいて、「ああ、通常型のほうを買うんだった!」と思った(さすがにこの塗装のビッカース6tを2輌も作る気力は……)。

以前に作ったビッカース水陸両用戦車も、私が作った初期型はフロート側面に小さく車輛番号が入るのみだが、後期型の場合は、やはり砲塔左面に「龍」と書かれていて、これまた格好いい。うーむ。

戦車本体で判って貰うことができないのであれば、ベースを付けてプレートに明記するか、ベース自体に所属を“匂わせる”何かを配置するのが望ましい。今回はベースまで手が回らなかったが、いずれ気が向いたら、何かしら考えたい(←と言ってやった試しはほとんどないが)。

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横浜AFVの会2026(3)

●4月5日、横浜西口で開催された「横浜AFVの会2026」参加レポートの3本目。

今回は、自分でも意外なほど作品写真をたくさん撮ってきていたので、レポートが3分割になってしまった。とはいえ、「あれ? そういえば入賞作のはずのアレを撮ってないな」など、相変わらず網羅性はない。どうも済みません。

●というわけで残りの写真、ジオラマ作品その他。

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ジオラマ作品のなかでもひときわ目を惹いたもの。ジオラマ部門の入賞作でもあったはず。秋のたっぷり積もった落葉と、その色に溶け込んだ迷彩の車輛、および親衛隊の迷彩服の兵士たち。この写真には写っていないが、作品の隣には、ジオラマを制作するにあたっての着色構想スケッチも添えられていた。

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雪の中のクラッシュT-55~T-72のジオラマも、たしか部門受賞作だったと記憶。

次の2枚は72ながら大掛かりなジオラマで、エレファントを牽引する複数の18tハーフ(さすがにこのテーマを35で作るのは……同時に完成品を輸送したり保管したりするのは大変そう)。

続く2枚もミニスケールだからこその大物車輛と建物の組合せと、「戦術解説」ジオラマ。前者の機関車はホビーボス?

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以上、ざっと、ww2もの。シュビムワーゲンはタミヤ新作のワイドタイヤ?

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以上、戦後~現用もの。

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フィギュアはきっちり写真を撮っておらず、フォルダの中にはこのビネットと一緒の連作写真だけだった。

最後の1枚は大スケール、Faller社のランツ・ブルドッグ。1:22.5という、一般のプラモデルではなじみのないスケールは、鉄道模型の「2番ゲージ」というものらしい。

●そういえば、横浜AFVの会って、不良在庫キットの交換会があったなあ、と、当日朝にいきなり思い出し、とりあえず、すぐに発掘できたキット数点(タミヤ35のM8自走砲とか、mirage72のT-26ベースの自走砲とか)を袋に詰めて持って行く。

その後、交換でタミヤ35のSd.Kfz.7/1 20mm四連装自走砲、オメガKの「グラード」自走ロケット砲(懐かしい!)と、トランペッターのアエロサンNKL-6を頂いた。

前2者はどう考えても私は今後作りそうにないので、Sd.Kfz.7/1は「じゃんけん大会」に供出、「グラード」は、「(たぶん)ウクライナ軍も今でも使ってるから、ウクライナ軍仕様で作るのもいいんじゃない?」などと適当なことを言って、ケン太さんに押し付ける。その後ネットで検索してみたら、ウクライナ軍では独自の改良型とか後継車両とかも作っているらしいが、旧型のBM-21も使っている様子。嘘吐きにならずによかった。

そんなわけで、唯一手元に残って持って帰ってきたのが、トランペッターのNKL-6。

同社からはアエロサンが何種類か出ていて、大戦中に作られた装甲武装タイプのNKL-26のキットは、私も以前に自分で購入して持っている。

中国メーカーらしく、贅沢に各所にスライド型を使用。ボディも床面を除き一発抜き。

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資料としてはタンコグラードから「AEROSAN - Soviet Aero-Sleighs of World War Two」がある。ソ連製アエロサンの全体を概観したものなので、1車種ごとに関してはそう詳しくはないが、そこそこ助かる。

キットレビューに関しては、ミカンセーキさんが発売当時に書かれているので、そちらにお任せ(→「冬はアエロサン」)。ロシアソースのNKL-6解説ページへのリンクもあって重宝。

なお、私は会場でこのキットを手にして、「フィンランド軍鹵獲仕様とかないかなあ」というスケベ心交じりもあって貰ってきたのだが、NKL-26あたりと違って、(ボディの流麗な感じで新しいもののように思ってしまうが)戦前の民間型らしく、少なくともタンコグラード本やざっと見たネットソースの中では、フィンランド鹵獲仕様は見つからなかった。

また、NKL-6にはNKL-6Sという救急車仕様もあるが、これは窓の形状、ハッチパネル、内装などに差異あり。改良型にNKL-16-37、さらにはそれのフィンランド鹵獲コピー型のMR-42/MR-42Sというのもあるが、そこまで行くとさらにいろいろ差異がありそうで手は出しづらい。素直にNKL-6として作った方がよさそう。

……と思ったら、YouTubeに、こんな空恐ろしい製作記事動画が上がっていた。

 

エンジン丸ごと自作してるし! とんでもねえ!

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横浜AFVの会2026(2)

●4月5日日曜日に横浜西口で開催された「横浜AFVの会2026」レポートの続き。

主催者側の発表によれば、今回の参加者は70余名。複数の作品を出品されている方も多いので、作品数は100点を超えているのではないかと思う。

●前回掲載できなかった作品群をランダムで。まずは単品の作品、第二次大戦までのものから。

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1:72の80cm列車砲(80-cm-Kanone (E))。72でもとにかくデカい。作者ご自身のコメントでも「移動が大変」とあった。

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東京AFVの会でも拝見した12tハーフの88mm「バンカーバスター」自走砲。この方の作品は付属の小物も含めて全部「開く部分は開く」という、おいそれと真似できない工作。牽引型の88mmFLaK 2門も同じ方の作品?

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以上、とりあえずww2ドイツ物をずらりと。割と最近発売された50mmPaK38は、後出のジオラマ仕立ても含めて2、3作品出品されていた。

Img20260405113146 Img20260405113706 Img20260405113155 Img20260405113841 Img20260405113922 Img20260405114300 Img20260405114022 Img20260405132537 Img20260405113946 Img20260405112559 Img20260405112508 Img20260405111802 Img20260405111634

ww2~朝鮮戦争くらいまでの米英物、他あれやこれや(現用物まで一緒に写ってしまったもの含め)。SU-122はなぜ天井が外れているのかは不明。八九式は、アバディーンで野ざらしになっていた時期の再現。単品部門で入賞していたはず。最後のT型フォードはRPMのキットである由。「SAS仕様」としているのはフィクション?

●戦後~現用物単品作品。

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メルカバのあとのデジタル迷彩の自走砲は中国軍の83式自走榴弾砲(トランペッター35)。普段ほとんど意識していないがトランペッターは時刻中国現用物を結構出していて、たまにこうして展示会などで見ると新鮮。お次の自走砲はもっとレアアイテムで、スウェーデンものだったっけなあ。お高いガレージキットらしい。

●あともう一回、ジオラマ作品写真等をまとめてUP予定。

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横浜AFVの会2026(1)

●4月5日日曜日、横浜西口のかながわ県民センターで開催された横浜AFVの会に行く。

昨年は6月末の開催だったが、今年は割と早め。

私自身は11時前くらいに着(開場は10時)。なんとか間に合った新作のビッカース6t、昨年の東京AFVの会にも出したLV-38(38(t))、土台だけ新作のソクウ(Sokół 1000/CWS M111)+サイドカーを展示。

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今回は珍しく自作品を並べた様子(だけ)を撮ってあった。

事前に「行くよ~」などの書き込みもなかったケン太さん、ミカンセーキさんとも無事邂逅し、なんだかんだ駄弁りながらヨドバシ地階で中華の昼食。参加表明のあっためがーぬさんの姿がなく「きっと直前に落として部品を折ったとかで遅れてるんだ」等々ケン太さんが推察していたが、まさにその通りの理由で、昼食中に到着していた。

●会場で撮った作品写真を。いつも通り適当に撮っているので、例によって網羅性は無し。まずは(これまたいつも通り)友人知人の作品から。

ミカンセーキさんは、昨年東京AFVの会に出展のIII突に添えて、「III号戦車系列後期型起動輪バリエーション」を展示。

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後期型起動輪のバリエーションなんて、「ハブカバー付き」「ハブカバー無し」の別くらいしか認識していなかったのだが、カバーの取付がボルトか、ネジかとか、メーカーの鋳造印とか、ボルト形状とか、なんだかんだで色々あるらしい。

III号戦車の足回りについては、ミカンセーキさんは須田林戦車工廠さんと組んであれこれ3Dパーツ展開しているので、その成果というところ。ちなみにこの「標本」は、わざわざ昆虫標本用の虫ピンを取り寄せて(ラベル部分に)使っている。そんな「見せ方の凝りよう」がいかにもミカンセーキさんらしい。単品部門で銀賞?を受賞していたが、そもそもこれは単品なのか(笑)。むしろ唯一無二の「標本部門」?

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めがーぬさんの(東京AFVの会でも出展された)ダイヤモンドTと、本来それに載せるはずだった(新作の)チャーチル。1:72。ダイヤモンドT側のトレーラーの内側幅の寸法がおかしく、「作ってみたら載らなかった」という悲しいパターン。チャーチルはドラゴン。

3枚目はケン太さんが最近よく作る、ドイツ計画戦車シリーズのE-25。以前出品していたE-10の続き、的な。トラペのキットは構想段階の戦車ながらあれこれ妄想で「量産仕様」の感じにしているが、やはりハードなウェザリングをするよりも、こういう「工場から出てきたばっかり」に仕上げるのが似合っている気がする。

MGSの野田君のOT-810は東京AFVの会にも出品していたものだが、今回は「フタを開けた」状態も見せてもらった。

kakudouさんは、ドイツ初期(ポーランド戦時)4輪装甲車シリーズ。

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相変わらず緻密で丁寧な工作なのに多作。ホルヒ系では、他にSd.Kfz.260~261もあるが、「あれは中身が判らないよねえ」などと会場で話す。キットも72とか48はあっても(ICM?)、35キットは出ていないんだっけ。今調べてみたら、FC Model Trendから、35で上部のネットだけは出ているらしい。

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シェル竹内さんの自作48 3Dプリント出力キット群と、35のマガフ。3Dプリントのあれこれには相変わらず疎いが、露光時間?の長短で、欠けたり埋まったりの匙加減が面倒、とのこと。4枚目写真はI号B型の足回りだが、スケルトンの履帯も綺麗に抜けていて綺麗な出来。自分でも3Dプリントができれば、「アレも作りたい・コレも作りたい」パーツのネタは多数あるが、自分で3D-CADをいじれる自信がない。

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むーさんの自衛隊所属・ウォーカーブルドッグ。確か本体はタミヤ製で、防盾カバーだけ他(AFVクラブとか、そのへん?)から持ってきたと聞いたような。うろ覚えで済んません。

●友人知人の作品以外で、特に気に入った/気になったものなど。

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タミヤの38(t)系の車体をベースに、上半分は砲を含めてスクラッチした、戦後スウェーデンの自走砲Pvkv II。というか、スウェーデンのStrv m/41(ライセンス生産型のLt vz.38/Pz.Kpfw.38(t))ベースの自走砲なんて、密閉戦闘室の突撃砲タイプのSav m43の存在しか知らなかった(そちらについても、「そんなのがあったなあ」くらいの認識で、今改めて名前を調べた)。

まだ作者も若い方で、なぜこのような冥府魔道へ……(と、ケン太さんも言っていた。ケン太さんが言ってもねえ)。

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おそらく完成品は初めて見た、MB modelsののルノーD2。私自身このキットは持っていて、何度か「うん、今度こそ作ろう」と思いつつ、結局手を付けられずに今なお仕舞い込んだままのもの。フランス戦車に疎い人なら、「あ、タミヤのソミュアかな?」で素通りしてしまう可能性もありそうな気もする。

レジンのガレージキットとしても確か比較的初期の製品で、キット本体の出来も「うーん、まあ、ねえ?」くらい。それ以上にとにかくメタル製の履帯パーツが難物で、連結部の彫刻が甘くてきちんと繋がらない。この作例でも、「ああ、苦労してるな……」というのが見て取れる。なお、私の持っているキットは片側の誘導輪基部が湯流れ不良で欠けていて、それを再生するのもまた面倒。作る日は来るのかどうか……。

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空物と陸物の融合作品は、両方作るモデラーならいつかやってみたいテーマ。今回もいくつか出品されていたが、なかでも貨車と機体の馴染み具合が非常に素敵だったのが上作品。Bf109は35?32?(追記:はほ氏より指摘。ラベルでちらりと見えるように、メッサーはハセガワ製、つまり32であるらしい)

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空物と絡の絡みもう一点と、同じ作者の方の作品(連作?)をさらにひとつ。72だが細密度が高くて素敵。(追記。これもはほ氏より指摘。両作品でベースは共通感があるが、メッサーのほうは48。なお、ハセガワ72のカール臼砲は貨車吊下げ状態と自走状態(IV号弾薬補給車付き)の両方が出ているが、キットは後者。貨車は跨線橋ともども紙と木材で自作である由、ラベルに記載がある。スゴイ)

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48スケールのシャーマン・バリエーション3連作。近年は48作品の出品も増えてきたが、今回出品のなかでは、個人的に最も素敵だなあ、と思ったもの。ベースはタミヤ?

●長くなったので続きは次回。

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